「なんでもやるDMM」の新サービスはEV充電、0円プランでシェアを狙う

DMM EV CHARGE サービスサイトより(以下同)

「領域問わず、何でもやる」を標榜し、エンタメから金融、ヘルスケア、農業まで、60以上の事業を展開するDMM.com。同社は5月10日、今度はEV(電気自動車)インフラ事業に参入し、EV充電サービス「DMM EV CHARGE」を開始することを発表した。

「DMM EV CHARGE」は、全国の商業施設や宿泊施設、公共施設、マンションなどへの導入を予定。事業者向けには、初期費用(機器・工事費)、サービス利用料無料の「0円プラン」と、充電器を設置した施設に売り上げの一部を還元する「売電シェアプラン」の2プランを提供する。

「0円プラン」は補助金の活用に加え、DMM.comのパートナー企業がEVユーザーの増加を見込み、費用を負担することで実現した。また、EV充電器の導入に伴う現地調査、工事、補助金申請などはすベてDMM.comが代行するため、設置施設側での面倒な手続きは不要となる。

充電器の設置施設には、既存顧客の集客・維持のほか、充電目的で訪れる潜在顧客との接点創出、地域インフラとしての役割発揮などといったメリットがある。
DMM EV CHARGEの4つの強み

DMM EV CHARGEの4つの強み


一方のエンドユーザーについては12月頃、商業施設と宿泊施設を訪れた人に向けて、EV充電サービスの提供開始を目指す。

6kW出力のEV充電器を導入するため、既存の3kW出力充電器の倍速で充電できるほか、アプリにクレジットカード情報を登録すれば、すぐに充電と決済が可能になる。また、同サービスはDMMアカウントと連携するため、DMM.com会員3914万人は、即時利用できる。

プレスリリース

文=大柏 真佑実

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