まず、緩和以降マスク着用に変化はありますかとの問いに、66.5%が「特に変わらず、できるだけマスクを着用している」と回答。「シーンに合わせてマスクを外すようになった」が26.5%と、ずっとマスクを着用することは減っているものの、相変わらずマスクが手放せないようです。
マスクを着用している理由としては、「感染を防ぎたいから」(57.5%)と「周りが着用しているから」が51.1%と周囲に歩調を合わせつつ、自衛の意味合いもまだまだ強いようです。ただ、3位の「口元を見られたくないから」(17.2%)は女性が25.3%と高く、目元だけ意識する生活に慣れてしまい、顔全体を見られることに抵抗を感じているのかもしれません。
一方で、マスクを外したあとの生活で感じることとしては、「呼吸が楽になる」が78.8%と圧倒的ですが、女性は「肌荒れが減って嬉しい」「メイク崩れしなくて嬉しい」が27.7%と肌やメイクに関するトラブル軽減を喜んでいたり、「自分の表情が伝わってコミュニケーションをとりやすい」が25.5%と、「口元を見られたくないと」回答している人がいるなかで、実際に外したときのメリットを実感する人も多いようです。
また、口臭や相手にどう見られているか、フェイスラインが気になる人も一定数おり、長く面と向かってコミュニケーションを図れなかったことによる弊害も生まれているようです。
この調査時期は4月18日~20日のため、5類感染症移行によって状況は変わってくるかと思いますが、新型コロナウイルス感染症が終息したわけではなく、今後も感染者は増減するため、適材適所でのマスク着用するという人が増えていくのではないでしょうか。コロナ禍前の状況に戻るまでは、まだまだ時間がかかりそうです。
出典:ロッテ「マスク緩和前後の行動・意識」調査より