暮らし

2023.05.18

ファミマこども食堂が3年ぶりに再開、地域で子どもを守る

プレスリリースより

コロナ禍によって打撃を受けたのは、飲食や観光業界だけでなく子供たちでした。学校生活だけでなく地域活動の制限を受け、人とのコミュニケーションが欠落し、勉強も遊びも心の底から楽しめることが少なかったことでしょう。

認定NPO法人が活動している「こども食堂」もその1つで、安価で栄養のある食事を子供たちに提供し、コミュニケーションもとれる地域支援活動も、コロナ禍で思うような活動ができませんでした。

そうしたなかで、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことを受けて、本格的に再開する動きをみせています。

ファミリーマートでは、店舗にあるイートインスペースなどを活用し、2019年4月から「ファミマこども食堂」として全国の店舗で取り組んできました。1年間に約370回、延べ約4000人が参加するなど、地域支援に貢献していましたが、2020年3月以降、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて休止。そして、3年経った5月24日より再開することになり、東京都世田谷区の店舗で開催するのを皮切りに、6月以降、希望する全国の店舗にて順次実施することになりました。

ファミマこども食堂は、「楽しく食事ができる場所」「地域との交流の機会」を提供する地域活性化を目指した取り組みで、未就学児は無料、小学生1人100円、大人1人400円で参加できます。食事をするだけでなく、レジ体験やお店の裏側を見たりと、体験イベントを含めた約60分のプログラムとなっています。

本活動に共同で取り組んでいる認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの湯浅誠理事長は「再開を心待ちにしていました! コロナ禍で、顔を合わせない、しゃべらない、ことを求められ、人々はさびしい思いをしました。コロナで希薄になった人と人とのつながりをむすび、あたたかい地域の居場所を育んでもらえることを期待しています」と語っています。

出典:ファミリーマートプレスリリースより

文=飯島範久

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