認定NPO法人が活動している「こども食堂」もその1つで、安価で栄養のある食事を子供たちに提供し、コミュニケーションもとれる地域支援活動も、コロナ禍で思うような活動ができませんでした。
そうしたなかで、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことを受けて、本格的に再開する動きをみせています。
ファミリーマートでは、店舗にあるイートインスペースなどを活用し、2019年4月から「ファミマこども食堂」として全国の店舗で取り組んできました。1年間に約370回、延べ約4000人が参加するなど、地域支援に貢献していましたが、2020年3月以降、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて休止。そして、3年経った5月24日より再開することになり、東京都世田谷区の店舗で開催するのを皮切りに、6月以降、希望する全国の店舗にて順次実施することになりました。
ファミマこども食堂は、「楽しく食事ができる場所」「地域との交流の機会」を提供する地域活性化を目指した取り組みで、未就学児は無料、小学生1人100円、大人1人400円で参加できます。食事をするだけでなく、レジ体験やお店の裏側を見たりと、体験イベントを含めた約60分のプログラムとなっています。
本活動に共同で取り組んでいる認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの湯浅誠理事長は「再開を心待ちにしていました! コロナ禍で、顔を合わせない、しゃべらない、ことを求められ、人々はさびしい思いをしました。コロナで希薄になった人と人とのつながりをむすび、あたたかい地域の居場所を育んでもらえることを期待しています」と語っています。
出典:ファミリーマートプレスリリースより