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2023.05.16 17:30

バーチャル空間ライブを世界に広めるVARKが10億円調達【5月第2週資金調達まとめ】

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、5月2週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

VARK

調達額:10億円
調達先:ジャフコグループ / 三菱UFJキャピタル / ANRI / SBIインベストメント / NetEase Games
備考:シリーズCラウンドファーストクローズ
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VRライブプラットフォーム「VARK」を運営するスタートアップ。

「VARK」はバーチャル空間で、あたかも自分がライブ会場にいるかのようにライブイベントを楽しめるアプリケーション。

リアルのイベントと同じように、決まった時間に開場するライブにみんなで参加し、一体感を感じながらその場に居るアーティスト達の生のパフォーマンスを楽しむことができる。
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新型コロナウイルスによって、リアルのイベントが影響を受ける中、同社は大手VTuber事務所であるホロライブとのシリーズライブの開催などを手がけ、2020年のイベント来場者数は、前年比の4倍まで成長。

今後はバーチャル空間で“ライブ”を楽しむという体験だけでなく、暮らしや遊び、自己表現ができる体験を提供する総合エンターテイメントプラットフォームとして展開していく方針。

2023年5月には、ジャフコグループ、三菱UFJキャピタル、ANRI、SBIインベストメント、NetEase Gamesを引受先とした第三者割当増資によりシリーズCラウンドファーストクローズとして約10億円の資金調達を実施。

今回の資金調達を通して、プロダクト開発体制の強化を図り、既存プロダクトの強化、リーンスタートアップの手法を用いた新規事業開発への挑戦し、“バーチャル×〇〇でNo.1サービスを創り出す”というビジョン達成へむけて、邁進していく方針だ。

エレファンテック

調達額:9億円
調達先:MEイノベーション投資事業有限責任組合 / QB第二号投資事業有限責任組合 / Wing2号成長支援投資事業有限責任組合 / 新生ベンチャーパートナーズ2号投資事業有限責任組合 / 第1号第四北越地域創生投資事業有限責任組合 / 脱炭素化支援機構 / みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合 

インクジェット印刷と銅めっきを用いて製造された片面FPC「P-Flex」フレキシブル基板の製造および販売を行うスタートアップ。

東京大学の川原准教授がUbiComp 2013でBest Paper Award を受賞した“Instant Inkjet Circuit”がきっかけで創業した。

必要な部分にのみインクジェットで金属を印刷し、さらにめっき技術で金属を成長させる独自の製造方法(特許取得済み)により、従来のフレキシブル基板よりも工程を短縮したことで、環境負荷を低減するとともに製造コスト・リードタイムの削減を実現した。

2023年5月には、MEイノベーション投資事業有限責任組合、QB第二号投資事業有限責任組合、Wing2号成長支援投資事業有限責任組合、新生ベンチャーパートナーズ2号投資事業有限責任組合、第1号第四北越地域創生投資事業有限責任組合、脱炭素化支援機構、みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資を実施し、約9億円の資金を調達した。

今回の資金調達を経て、グローバル展開の本格化、さらなる研究開発による応用拡大を目指す方針だ。
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文=STARTUP DB

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