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2023.05.25

いま最も働きやすく美しい職場は物流倉庫にあるー業界をけん引するESRのヒューマンセントリックデザインとは

日本で誕生し、2022年にはアジア太平洋地域最大の運用資産残高を誇る不動産アセットマネジメント会社となったESR。急成長の要因はどこにあるのか。スチュアート・ギブソンCEOの経営哲学に迫った。


近年、グローバルの物流不動産業界で大きな存在感を発揮しているのが、物流施設とデータセンター(ニューエコノミー不動産)を軸として世界28カ国に展開するESRだ。2022年1月にARAアセットマネジメントと合併し、不動産アセットマネジメントの上場企業として世界第3位の規模に成長。22年12月末時点のグループ全体の運用資産残高は約20兆6,120億円、日本だけでも約4兆6,380億円となった。

好調な業績を支える要因のひとつが、ESRの物流施設の先進性だ。物流施設といえばトラックが出入りする殺風景な空間というイメージが根強いが、ESRのそれは一味も二味も違う。快適に働くための設備が想像を超えて充実しているのだ。

23年4月にオープンした「ESR東扇島ディストリビューションセンター(DC)」には、バイリンガル保育を提供する無料の託児所があり、休憩用兼テナント企業の社内イベントにも利用できるラウンジを3つも装備。ラウンジ内にはバーカウンターやプライベートダイニング、ボウリングレーン、東京湾が一望できるスカイデッキまである。さらにフィットネスジムやコインランドリーなど日々便利に使える施設も整っている。

2023年4月にオープンした神奈川県川崎市のESR東扇島ディストリビューションセンターは、ギブソンが考えるヒューマンセントリックデザインを凝縮した最新施設だ。 

2023年4月にオープンした神奈川県川崎市のESR東扇島ディストリビューションセンターは、ギブソンが考えるヒューマンセントリックデザインを凝縮した最新施設だ。 


施設の充実度のみならず、洗練されたデザインも見る者を驚かせる。エントランスの天井はアーティスティックにデザインされ、壁面を飾るのは巨大な現代アート。共用部分はまるで一流のラグジュアリーホテルのような雰囲気だ。建物自体の美しさも特徴的で、物流施設にはなかなか見られないオフィスビルのようなガラスのカーテンウォールをESRとして初導入している。

エントランスにあるアート作品。 

エントランスにあるアート作品。 


ESRはこうした物流施設の既存イメージを払拭する取り組みを日本の物流施設で16年から積極的に進めており、業界のなかでも先駆け的存在だ。その背景をCEOのスチュアート・ギブソンはこう説明する。

「日本の重要課題のひとつは、労働力人口の減少による人手不足です。とりわけ物流施設は、一般的に『無機質なコンクリートの箱』というイメージがまだあり、人材採用の競争力は決して強いとは言えません。そうした状況を変えるのは、ワーカーにとって快適で、働きたくなる環境づくりだと考えています。私たちは弊社施設で働く人を第一に考える『ヒューマンセントリックデザイン』を基本理念に、物流施設の職場環境をより快適で充実させることに力を注いできました」

ワーカー用ラウンジ内にあるボウリングレーン。 

ワーカー用ラウンジ内にあるボウリングレーン。 

ギブソン自身の経験から生まれた託児所やアートへのこだわり


「ヒューマンセントリックデザイン」の施策はCEOのギブソン自らが指揮をとってきた。例えば物流施設で初めて設置した託児所は、ギブソン自身が日本で子どもの保育園探しに苦労した経験から生まれた。

「だれもがベビーシッターを雇えるわけではありません。産休後にキャリア復帰を目指したくても、できない人もいる。そうした問題を解決するには、無料のチャイルドケアが不可欠。ESRの物流施設内の託児所はおむつ、手作りの給食やおやつまですべて無料です。長期休暇中に開校している英語が学べる学童スクールも無料で提供しています」

デザイン性に富んだインテリアと随所に配置されたアートにもギブソンのこだわりがある。物流施設になぜここまでするのか。

「すべてのワーカーが、わざわざ美術館に行かなくてもアートと日常的に触れられるようにしたかったのです。アートは見る人によって感じ方はさまざまです」

同じものを見ているのに、それぞれ異なる感情が呼び起こされるとどうなるか。そう、会話が始まるのだ。

「同じアートを見て美しいと感じる人もいれば、好きでないと感じる人もいるでしょう。このアートどう思う? の一言からコミュニケーションが始まる。アートを通じて会話が生まれ、コミュニティが広がる環境をつくりたいのです。同僚やほかの企業のワーカーとの会話が楽しみになれば、『起きたくない』という月曜の朝の憂うつが、『今日はこんな話ができるかも』といった期待やモチベーションに変わるかもしれません」

ワーカーのエンゲージメント向上につながるだけでなく、コミュニケーションが活性化すれば創造性や生産性も高まるだろう。

「アートには言葉の壁もありません。言葉が通じなかったとしても、アートを通じて人はコミュニケーションができるのです」

人と人のバリアをなくし、交流を生み出したい―。外国人として20年以上を日本で過ごしてきたギブソンの思いでもある。

東京湾が一望できる屋上のスカイデッキ。

東京湾が一望できる屋上のスカイデッキ。

施設を取り巻く地域とも連携


こうしたさまざまな取り組みの成果は、「求人で人が集まりやすくなった」というテナント企業からの高い評価に実っている。また、快適なESRの物流施設内に本社を移転したり、採用面接を自社オフィスではなく物流施設で行うテナント企業もあるそうだ。

「地域社会への貢献も強く意識しています。複数の県・市と災害協定を締結しているほか、地域の方々に託児所や学童スクールも開放しています*」
 
こう話すギブソンは、「ワーカーのみならず地域・社会にとってもよりよい環境を提供し、貢献することは企業の責務」と強調する。
 
こうした物流施設の新たな価値のアイデアは、ESRのなかでも主に日本で展開されてきた。今後は海外の物流施設でも展開するべく、世界中のグループ企業の経営陣を日本視察に呼び寄せている。
 
22年6月には国連の責任投資原則(PRI)の署名機関にもなり、今後は物流施設で発電したクリーンエネルギーをデータセンターでも活用できる仕組みを構築して100%オフグリッド電力を目指すなど、サステナビリティ経営の高度化も推進するESR。先進的な取り組みを果敢に続けていく姿勢が、ESRの持続可能な成長サイクルを可能にしているのは間違いない。

*対応人数には上限あり。



スチュアート・ギブソン
◎ESR共同創設者・共同CEO。2000年にグローバル物流不動産開発企業の日本代表として来日。03年に独立起業。その企業を売却し、06年に日本でESRの前身となるレッドウッド・グループを創設。19年に香港証券取引所へ上場。22年にARAアセットマネジメントと合併し、拠点を欧米諸国にも拡大。アジアでの不動産開発および不動産投資経験は25年以上。スコットランド出身・日本在住。趣味はクルージングで、瀬戸内海を愛する。

Produced by ESR / text by Hidekazu Takahashi / photograph by Kei Ohnaka / edit by Masako Kihara (HIGHKICKS)

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