宿泊施設向けマネージメントツールを提供するメトロエンジンは、宿泊事業従業員を対象に「ウィズコロナのホテル運営とDX活用に関する意識調査」を行っています。その結果、3月時点での調査ですが、多くの宿泊事業者が外国人観光客の増加を実感しているようです。
まず、「インバウンドのお客様は増えていると感じていますか」の問いに対し、70.9%が感じていると回答。さらに「今後増えると思う」も12.7%いるので、多くの宿泊事業者がインバウンドの拡大を期待していることが伺えます。
続いて、「インバウンド観光客の割合は全体のどれほどか」との問には、31%以上と回答した事業者が41.2%いました。地域としては、東アジア(中国・韓国・台湾など)が40.0%、東南アジアが20.0%で、近距離圏の人たちが多い結果となっています。
インバウンド観光客の取り込みのために行っている施策はあるかの問いには、45.5%があると回答。施策としては、「外国人観光客向けの予約サイトの活用」34.1%、「翻訳機の活用」34.1%、「外国人観光客向けキャンペーンやプランの提供」31.7%となっており、インバウンド集客を積極的に取り組んでいる姿もみられます。
おそらく、実際にGWの結果を受けてインバウンド観光客の増加を実感しており、これから夏にかけて、より一層の集客施策を加速させていくことは間違いないでしょう。コロナ禍で大きく失った売上を取り戻すためにも、インバウンド需要の回復は重要で、宿泊業界のみならず、小売業界や各観光地ではこの夏にかなり期待をかけているのではないでしょうか。
出典:メトロエンジン「ウィズコロナのホテル運営とDX活用に関する意識調査」より