最新の機能アップデートによって、ツイッターのDMは、最新のメッセージだけでなく、会話の中の任意のメッセージに個別に返信できるようになる。これは、アップルのiMessageのインライン返信に似た機能で、絵文字でメッセージにリアクションすることも可能になる。
マスクは、今回の発表に際し、DMの暗号化(V1.0)を「明日リリースする」と述べた。彼は、暗号化の導入によって「たとえ自分が頭に銃をつきつけれても、ユーザーのDMを読めなくなる」と述べ、ユーザーのプライバシーが強固に守られることを示唆した。
彼はまた、ボイスチャットやビデオチャット機能の追加を発表したが、それが「近いうちに」提供されると述べ、具体的な時期には言及していない、
マスクは昨年、ツイッターを買収して以来、繰り返し、中国のWeChatや韓国のカカオ(Kakao)のような万能アプリを目指すと発言してきた。彼の説明によると、DMにエンド・ツー・エンドの暗号化が導入されることで、たとえツイッターの社員や政府機関の職員であっても、デバイスに直接アクセスしない限り、メッセージを読むことが不可能になる。
暗号メッセージアプリのSignalやアップルのiMessage、Meta(メタ)のWhatsAppやMessengerなどのサービスは現在、エンド・ツー・エンドの暗号化を使用している。
ツイッターが暗号化をデフォルトで有効にするのか、オプトイン形式にするのかはまだ不明だ。さらに暗号化が1対1のDMだけに限定されるのか、グループチャットにも適用されるのかについても、現時点ではわからない。
(forbes.com 原文)