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2023.05.26

IT業界で「みんなが成長できる」仕組みとは わくわくできる仕事で未来を描くエンジニアの新たな可能性

企業のDX推進は、終わることのない挑戦だ。しかし駆動力となるエンジニア人材がいま、枯渇しようとしている。そうしたなか、大企業のセキュリティを手がけるイーグロースが、AI、ChatGPTの時代にあっても「人の価値」に執心するのはなぜなのか。


経済産業省の「DXレポート」で警告された、2025年にITエンジニア人材が43万人不足するという「2025年の崖」。現時点においても解決の糸口は見いだされていない。ではなぜDX全盛の時代で、エンジニアは不足し、その課題解決が難しいのか。
今回は、エンジニアとしてキャリアをスタートし、エンタープライズ企業のセキュリティを核に成長を続けるイーグロースを創設し、同社の代表を務める坂口彰義に、創業時からの「『人の価値』を大切にする」といったミッションや、多国籍を含む人材育成方法を聞いた。

“こんな仕事が長続きするはずがない”

ITエンジニアとして抱いた危機感「そもそもITは、どんな業種の企業でも必要な技術です。したがって需要は増える一方。しかしエンジニアの世界でも高齢化による退職が増え、供給が追いついていない状態になっています」坂口はIT業界の抱える課題に触れ、企業のDXが加速し、新たなテクノロジーが持続可能な社会を生み出していく未来予想図が、いま足元から崩れ始めていると警告する。ではなぜ日本社会は、そのような危機を迎えてしまったのか。

「IT業務は長い間、ワード、エクセルが使えれば仕事になる状態が続いていました。たとえ40、50代になっても、新人と同じ仕事を続けている。私もそうした環境にいましたが、“こんな仕事が長続きするはずがない”という気持ちが常にありました。誰もがそうしたツールを使えるようになったら、なくなってしまう仕事だからです。もっと最先端のスキルを身につけたい、技術的に成長して、キャリアパスの階段を上っていきたいという気持ちが、日に日に強くなっていきました」

坂口がそうした思いを周囲に漏らすと、同調してくれるエンジニアがほかにもいた。そこで「みんなが成長できる会社をつくろう」という考えで一致し、08年にIT企業・イーグロースを起業することとなったのだ。

ITで夢を実現する、挫折を経て舞い込んだ奇跡

ITエンジニアを経て、いまでは代表を務める坂口だが、もともとはF1レーサーを夢見る少年で、実際にフランスのレーシングスクールへの留学も経験している。「レーサーとして成功することはかないませんでした。そこでエンジン研究に転じたのですが、志半ばで帰国することになってしまいました」

しかし夢は捨てきれず、国内で渡仏資金をためるために冷凍機器メーカーの営業として売り上げナンバーワンになるまでにがむしゃらに働いた。その後、フランス語を学べる仕事として、IT業界に転職した。

「ところが次第にITの世界の面白さに目覚めて、イーグロースを起業するほどのめり込んでしまいました。そんなある日、大好きなF1レーシングチーム、ホンダ(本田技研工業)のシステム開発の依頼が舞い込んだのです。そのときは心躍りました。ITで、F1の仕事にかかわることができ、本当に感激しました」

ホンダで手がけたセキュリティ構築の仕事は高い評価を受け、イーグロースには続々とセキュリティ関連の依頼が殺到し、現在のセキュリティプロジェクトからシステム構築・運用設計など一貫したサービスを提供する独自のスタイルに発展、成功につながっていったのだという。

「私たちは、人材育成は 企業成長の実現に 直結すると考えています。」

人の価値が上がれば、会社の価値も上がる

イーグロースの強みは、専門知識をもつ人材が豊富で、一気通貫のサービスが提供できることだ。坂口はそのうえで、同社のミッションを「みんながわくわくする仕事を、世界中で」と表現した。「世界最先端のITツールのスキルを得る、海外の人々と協力して働く、サッカー業界などの異業種とコラボするなど、アイデアの段階では空想的でしたが、実際に現実化してきた実績が、私たちにはあります。その経験は従来のエンジニアでは考えられない、世界を舞台とした、予想もできないわくわく。そのすべてが、自身の価値向上につながっていくのです」

「みんなが成長できる会社をつくろう」という気持ちはいまも変わらないと坂口は言う。

「なぜなら、会社は器であり、そこにいる人間こそが価値だと思うからです。人の価値が上がれば、会社の価値も上がる。つまり私たちは、人材育成はそのまま企業成長の実現に直結すると考えているのです」

一人ひとりの価値観を尊重し、共に描く将来のキャリアパス

では具体的に、イーグロースはどのように人材の成長を促進しているのだろうか。

「未経験の人でも、トップエンジニアがフォローし、豊富な業界・業種を舞台にOJTでスキルを身につけていく仕組みがあります。また、短期的な目標だけでなく、将来的な可能性も含めた長期のキャリアパスを、共に描く体制も整えました。同時に、エンジニア同士の交流にも注力しています。なぜなら今後はIT全般を見渡せ、人とのかかわりのなかでビジネスを進めることが求められるようになると考えているからです」

とはいえ、そこに強制はない。かといって放置するわけでもなく、趣味嗜好の合う人同士を居酒屋やカフェなど、それぞれに合わせた場を設けて交流を促進しているのだという。会社の飲み会に参加しなくても、それは自由だと坂口は言う。

「その理由は、人それぞれに価値観があり、リスペクトし合うべきと考えるのが、イグロースの社風だからです。日ごろから(Microsoft)Teamsで闊達なコミュニケーションを図っていますが、相手の意見を否定しないという感覚は、全員に共通しています」

各国の文化・価値観を大切にし、多国籍のエンジニアで技術共有を

イーグロースは、エンジニア不足という将来にわたる社会問題の打開策として、海外の人材を積極的に採用する方針も打ち出している。そうしたときにも役立つのが、同社の個々の価値観を大切にする社風だと坂口は強調する。

「イーグロースはすでに、中東・オマーン、アジア・シンガポールなどで、海外進出を果たしています。今後ヨーロッパなどにも拠点を拡大する予定です。例えばイスラム圏のスタッフと働くとき、文化・宗教などの価値観を尊重することができるかどうかがポイントになります。自分の物差しだけで見るのではなく、お互いの考え方を理解し合おうとする、その姿勢が大事だと思うのです」

最後に、坂口に将来展望を聞いた。

「ソムリエ出身でワインに造詣が深い人や、好きな分野をひたすら突き詰めて勉強するのが好きなオタク気質の人など、個性的で多様性のある先輩が、ここにはたくさん集まっています。仲はよくてもお互いにリスペクトは忘れない。このような考え方を共有している環境だからこそ、多様な人材がひとつになって仕事ができるのだと思います」


イーグロース
https://www.egrowth-inc.com/hp/


坂口彰義◎高校時代にフランスのF1レーシングスクールに留学。帰国後、冷凍機器メーカーの営業、ITエンジニアを経て、2008年にイーグロースを起業、代表に就任。

Peromoted by イーグロース / text by Ryoichi Shimizu / photographs by Shuji Goto / edit by Akio Takashiro

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