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2023.05.11

RPA大手UiPath CEOが語るAIとワークプレイス・オートメーション

Getty Images

1年前に入社したUiPath(ユーアイパス)の共同CEOロブ・エンズリンは、創業者ダニエル・ディネズとともにロボティック・プロセス・オートメーション(RPA、繰り返しの仕事を自動化する技術)の巨人を次のステージへと導く使命を担っている。元GoogleクラウドのプレジデントでありSAPのトップでもあったエンズリンが、CEOの役割を果たしながら、生成型AIへと移行する世界でUiPathが勝利するための戦略を語る。

ロブ・エンズリンとダニエル・ディネズは、昨年UiPathの共同CEOとしてチームを組むことを決定する前に、ワインを大いに楽しみながら、互いの戦いやバックグラウンド、価値観についての洞察を共有していた。ディネズが設立したUiPathは、顧客がビジネスプロセスを自動化する手助けをすることを目指しているが、厳しい経済状況や新たな競合相手の登場により苦戦している。

そんな中、エンズリンは大手多国籍企業の指導者としてのキャリアを一時離れ、UiPathに加わることを決めた。なぜなら彼は同社が米国企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)をリードする適切なポジションにあると考えているからだ。また、彼はディネズと個人的なつながりもある。

エンズリンは「私たちは、それぞれ南アフリカとルーマニアという苦難に満ちた国からきているので、いつもどこかで敗者のような気持ちを抱えているのです。結局のところ、私たちはお互いを気に入っているのですけれどね」と語る。

もちろんエンズリンは、自分の仕事はオペレーションを拡大することだと理解している。まず彼は、RPAすなわち個々のプロセスを自動化する技術に焦点を当てることが狭い視野であると感じた。「そこには知性がありません」と彼は語り、UiPathには自動化というカテゴリーそのものを定義できるチャンスがあると主張する。

彼はいう「ChatGPTが世界にもたらしたのは、AIの目覚めと、それがデータサイエンスやエンジニアリングの議論ではなく、もっと広範なものであるという理解です。すべてが予想よりも速く進むと思います」

彼は続ける「私たちは今、その分岐点にいるのです。Google(グーグル)に行ったときに、そこで分岐点が現れると思っていたのですが【略】技術はまだそこまで至っていませんでした」

エンズリンのこれからの計画や予測については、以下のインタビュー動画をクリックして欲しい。



forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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