金融関連の情報サイト、米ファイナンズバズ(FinanceBuzz)は先ごろ、米国の主要なエアライン10社が機内で提供するドリンク類や食べ物などについての調査結果を発表した。そのなかには、アルコール飲料1杯あたりの平均価格の比較が含まれている。
最も「高価な1杯」を提供しているのは、意外なことに航空券が最も安価なスピリット航空だった。1杯あたりの平均価格は、10.60ドル(約1400円)となっている。一方、最も安く提供しているのは、サウスウエスト航空だ(同6.67ドル)。
アルコールが含まれているかどうかにかかわらず、航空会社はそれぞれ、すべての飲料の料金を独自に決定している。例えば、デルタ航空ではラム酒を購入してコーラを無料でもらい、ラムコークにして飲むことができる。だが、スピリット航空ではコーラも有料となっている。
また、1杯あたりの価格と、提供されているアルコール飲料の種類の数に、関連性はないようだ。平均価格が2番目に高かったアレジアント・エアは、10社の中で最も多いビール7種類とワイン6種類を取りそろえている。だが、最も高額なドリンク類を提供するスピリット航空が用意しているのは、それぞれ3種類ずつだ。
10社が機内で提供するアルコール飲料1杯の平均価格は、次のようになっている。
1. スピリット航空/ 10.60ドル
2. アレジアント・エア/ 10.34ドル
3. アラスカ航空/ 9.67ドル
4. デルタ航空/ 9.63ドル
5. ユナイテッド航空/ 9ドル
5. ジェットブルー航空/ 9ドル
5. アメリカン航空/ 9ドル
8. ハワイアン航空/ 8ドル
9. フロンティア航空/ 7.99ドル
10. サウスウエスト航空/ 6.67ドル
出典:FinanceBuzz
機内小売業務に関連したソリューションを提供する米ゲストロジクス(GuestLogix)によると、乗客が機内で最もお金を使うのは、アルコール飲料だ。機内における小売売上高の、57%を占めているという。