NORC(シカゴ大学全国世論調査センター)の調査では、米国人の56%が、世界の大半の問題に関して米英は一般的に同じ見解を持っていると答えている。75年前(1947年)にも53%が同様の回答をしていた。また、国家属性の米英比較については、超大国だ(米64%、英7%)、政治的に分断されている(米57%、英7%)、多様性に富んでいる(米51%、英12%)、経済力がある(米45%、英15%)、住みやすい(米44%、英16%)という結果となった。政治体制に関しても、米国人は不満を抱きがちな割に、英国より優れているとの回答が38%を占め、英国のほうが良いと答えた人(17%)の2倍に上った。英国は、文化の興味深さ(米30%、英34%)と平均寿命の長さ(米23%、英27%)で米国を上回り、教育制度についても英国のほうが優れているとの回答(35%)が米国(19%)の2倍近かった。
英国ではエリザベス女王の棺を見送るために大勢の群衆が列をなし、亡くなった女王への愛情と称賛を露わにした。英国の世論調査は、君主制が以前として力を持っていることを示している。だが、米国世論の最新調査結果を見ると、チャールズ国王は母女王を迎えたほどの温もりと熱狂を味わってはいないようだ。
(forbes.com 原文)