政治

2023.05.04 00:15

無人機がプーチン暗殺試み ロシアが発表、ウクライナは関与否定

ロシアのウラジーミル・プーチンプーチン大統領(Getty Images)

ロシア大統領府は3日、首都モスクワのクレムリン(大統領府)がウクライナの無人機による攻撃を受けたと発表した。プーチン大統領の暗殺が狙いだったと主張している。ウクライナ軍が近く、同国に侵攻するロシア軍に対する反転攻勢に出ると予想される中、両国間の紛争が大幅に激化する可能性がある。

大統領府の発表によると、ウクライナの無人機2機がロシア軍の防空システムにより撃墜され、クレムリンの敷地内に落下。ドミトリー・ペスコフ大統領府報道官によれば、プーチン大統領は当時、モスクワ近郊の公邸で執務中だったという。大統領府は「適切と判断したときに報復措置を取る」としている。

一方、ウクライナ側は無人機攻撃への関与を否定。同国のミハイロ・ポドリャク大統領府長官顧問は「ウクライナは防衛戦に専念しており、ロシア領の標的を攻撃したりはしない。(中略)今回の攻撃は軍事問題を解決しない」とツイートした

モスクワにある赤の広場では9日、第2次世界大戦での勝利を祝う軍事パレードが予定されている。大統領府は、パレードは予定通り実施するとしている。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子・編集=遠藤宗生

タグ:

連載

Updates:ウクライナ情勢

ForbesBrandVoice

人気記事