2023.05.03 09:45

米国、コロナ渡航制限を解除へ 12日からワクチン接種不要に

Getty Images

Getty Images

2023年5月11日は、空路での米国入国や米国内移動に際して重要な日となる。この日は、新型コロナウイルス関連の渡航制限の最終日であり、海外からの渡航者に対するワクチン接種義務はこの日をもって解除される。

米政府は1日、渡航に必要なワクチンの接種義務を11日で終了すると発表した。同日は、多くのコロナ関連緊急措置が終了する日となっていたが、渡航者のワクチン接種義務が終了するかどうかは不明だった。

多くの国では、同様の措置が昨年から今年初めにかけて終了していたため、米政府は国内の観光業界から、政策変更を求める働き掛けを受けていた。また、新型コロナウイルスはワクチンの普及によって一般市民にとっての危険度は下がり、致死率が大幅に低下している。

米国入国の際にワクチンは必要な人は?

外国からの渡航者は、2023年5月11日以前に米国行きの航空便に搭乗する際、ワクチン接種を所定の回数済ませておく必要がある。このワクチン接種義務は、同日をもって正式に終了する。11日以前に米国入りする渡航者は、到着の14日前までにワクチンの接種を終わらせる必要がある。

12日以降は、米国以外の居住者や市民は、ワクチン接種が完全に終わっていなくとも米国を訪問できるようになる。また、カナダとメキシコの市民は、コロナ流行が始まって以来初めて、ワクチン接種を受けていなかったり、接種の有効期限が切れていたりしても、陸路で米国に渡れるようになる。

forbes.com 原文

翻訳=上西雄太・編集=遠藤宗生

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事