5月4日木曜日:明るい月とスピカ
今夜、ほぼ満月に近い月がスピカから約3度の位置にくる。スピカはおとめ座の最も明るい恒星で、地球から約250光年の位置にある。5月5日金曜日:フラワームーンと半影月食
今夜月の出の時刻に東を見ると、夕暮れの空に美しい満月が昇るところが見える。それは日の入りの直後に起きるので、外へ出る価値がある。とりわけ地平線に現れるときの薄いオレンジ色が美しい。公式に満月になる瞬間は東部夏時間午後1時34分(日本時間6日午前2時34分)だ。しかし、世界の一部、欧州の一部とアフリカ、アジア、オーストラリアのすべておよび太平洋の一部では、月の一部が地球に隠される。これは半影日食と呼ばれ、満月の「フラワームーン」が地球のぼんやりとした外側の影の中に数時間入るために起きる(訳注:日本では5月6日 未明から全国で半影月食が見られる。食の始まりは0時14分ごろ、食の最大は2時23分ごろ、終わりは4時32分ごろ)
5月5日金曜日、6日土曜日:みずがめ座イータ流星群
鮮やかな満月に少々邪魔されることになるが、深夜外に出ていれば、明るい流れ星を1つか2つ見るチャンスが十分ある。太陽系に残された、ほかでもないハレー彗星のちりとデブリによって起きるみずがめ座イータ流星群は、1時間に最大およそ30個の流星をもたらす。しかし、この日は一晩中満月が明るく輝いているため、暗い夜空を探しに出るのに適したタイミングではない。満月の週、地球上のどこにもそんなものはない。それでも深夜0時頃庭に出て見れば、満月を眺めながら、流れ星の1つか2つを見ることができるかもしれない。
かんむり座
チャールズ国王が戴冠するこの週末「(北の)かんむり座」を探してみるよい機会だ。美しい星座だ。春の空高くに見えるかんむり座は、うしかい座とヘラクレス座の間に心地よく収まり、7つの恒星が半円形に並んでいる。見つけるには、北東の空の明るい星、ベガを探し、次にその上の高くにある赤い色のアークトゥルスを見つける。かんむり座は、2つの星の中間にある。上記の日時は北半球中緯度に適用される。位置ごとの正確な情報については、StellariumやThe Sky Liveなどのオンラインプラネタリウムを参照してほしい。 住んでいる場所の、惑星の出/惑星の入り、日の出/日の入り、月の出/月の入りの時刻をチェックしておくことをお勧めする(訳注:気象庁のサイトはこちら)。
(forbes.com 原文)