魔法の杖を動かす技術を開発
ホスピタリティの世界では、デビッド・ダックワース(29)が、異世界、特にSFやファンタジーの世界に命を吹き込むためにCauldron Co.(コールドロン)を共同設立した。同社は「magiceneering(マジックニアリング)」スタジオを通じて、ポーションのレシピを考案し、魔法の杖を動かす技術を開発し、米国と英国にある魔法使いをテーマにした6つのバーやレストランに組み込んでいる。マシュー・レオン(28)は、故郷のシンガポールから約6000マイル離れたノルウェーにあるミシュラン2つ星のRE-NAA(レナ)に料理長として新しい味を提供するためにやってきた。彼は2021年の世界シェフ選手権Bocus d'Or(ボーキュズドール)にシンガポール最年少代表として出場した後、同店に参加した。
RE-NAAに着任して以来、彼はこのレストランをノルウェーで最高のレストランに選ばれるように導き、2022年には売上を15%増の400万ドル(約5億4500万円)以上に成長させることに貢献した。
Ferragamoのクリエイティブ・ディレクターも
シエラレオネ系レバノン人のボールペン画家、ハビブ・ハジャリー(27)は、英国王立芸術家協会の最年少会員の1人。英国性と植民地主義に挑戦する詳細な肖像画で、ロンドン芸術大学Decolonising Arts Instituteのアーティスト・イン・レジデンスに参加している。ロンドン芸術大学とのパートナーシップにより、今年末までに英国内の20のギャラリーのパーマネントコレクションに彼の作品が追加される予定だ。マンチェスター出身の27歳のファッションデザイナー、マクシミリアン・デイヴィスは、エレガンスとトリニダード・ジャマイカの伝統からインスピレーションを得て、2020年に自身の名を冠したブランドMaximilian(マクシミリアン)を立ち上げた。2年後には、リアーナやデュア・リパをはじめとするセレブリティのファンを獲得し、LVMH賞の候補にもなった。
オードリー・ヘプバーンやマリリン・モンローといったオールド・ハリウッドのセレブリティに愛されてきたFerragamoのクリエイティブ・ディレクターに就任し、新しい息吹を吹き込んでいる。
(forbes.com 原文)