欧州

2023.04.30 16:00

ノートルダム大聖堂、年内に尖塔復元へ 火災から4年

2019年4月に起きた火災で、炎に包まれる仏パリのノートルダム大聖堂(Getty Images)

2019年4月に起きた火災で、炎に包まれる仏パリのノートルダム大聖堂(Getty Images)

フランスの首都パリのノートルダム大聖堂の再建を監督する当局によると、大聖堂には年内に新たな尖塔(せんとう)が設置される予定だ。

パリを代表する観光地であるノートルダム大聖堂は、4年前の火災によって壊滅的な被害を受けた。同国のエマニュエル・マクロン大統領は、来年末までに大聖堂を修復し、一般公開を再開する意向を示している。

修復にあたっては、尖塔が1つの争点となっていた。現代的なデザインを望む人もいれば、元と同じデザインの尖塔設置を求める人もいた。最終的に選ばれたのは後者だ。

新たな尖塔は、構造にオーク材を使用し、鉛で覆われる予定。今月初めには、工事関係者が尖塔の土台となる80トンのオーク材の設置を開始した。

当局によると、内部の清掃や修繕、パイプオルガンの修復などの作業は予定通り進んでおり、来年12月までに大聖堂の一般公開を再開できる見通しだ。

forbes.com 原文

翻訳・編集=安藤清香

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