この後者の話題は1週間ほど遅れたものだが、現在の興奮をとらえている。先のTEDで、Humane(ヒューマン)の共同創業者イムラン・チャウドリが、ユーザーを理解し、ユーザーと話し、表示が必要なときには手首やテーブルなどの表面に投影できるAIアシスタントのライブデモを披露した。このパーソナルアシスタントはユーザーを知り、ユーザーと話し、メールを要約・管理し、カレンダーや個人用マップを理解することができる。私もこれがほしい。そのトークの一部がオンラインで共有されている(TEDの動画そのものは有料の壁の向こうにある)が、まるでSFのように感じる。
Siri(シリ)やその後継アプリが、マーティン・スコセッシがこの悪ふざけともいえる2016年のCMでやったような世界を生きているうちに目にしたいものだ。
Replitがソフトウェア開発に特化したAIで約132億1000万円を調達
人工知能とソフトウェア開発を融合させた創業7年目のReplit(レプリット)は、Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ)、Khosla Ventures(コースラ・ベンチャーズ)、Coatue(コーチュー)などシリコンバレーの錚々たるVCが主導する9740万ドル(約132億1000万円)の資金調達を完了した。ニュースサイトのSemafor(セマフォー)によると、レプリットの開発者ユーザーベースは2250万人に成長しているという。最近、同社はグーグルのクラウドサービスならびに、ソフトウェア開発を支援するために特別に設計されたChatGPTのようなAIボットのGhostwriter Chat(ゴーストライターチャット)との提携を発表した。今回の新たな資金調達ラウンドでレプリットの評価額は12億ドル(約1629億円)に達したが、上記の投資家以外に、SV Angel(SVエンジェル)、Y Combinator(Yコンビネーター)、ブルームバーグ・ベータ、そしてAngelList(エンジェルリスト)の共同創業者ナヴァル・ラヴィカントが含まれている。