2023.04.30

おすすめの国産、輸入EVランキング


輸入車2位のヒョンデ・アイオニック5は、外装や内装のデザイン性がとても優れているし、走りもしっかりしているし、日本のライバル車より速い。しかも、航続距離もWLTCモードでは498kmになっているので、ライバルの日本車より一回の充電でより長く走行できる。第3位に、プジョーe208がランクインされたのは、やはり、フランス流の格好良さと、快適な走り、390kmほどの航続距離、そして補助金を引いた300万円台の価格。

アイオニック5

 ヒョンデ・アイオニック5

プジョーe208

プジョーe208

補助金はうまく使え


さて、ここで、EVを買う時のメリットとデメリットに少し触れよう。

一番大きなメリットは、やはり補助金だろう。国からの補助金だけで軽自動車なら55万円、それ以外の普通車は85万円を受けられる。また、EVに乗ると、ガソリン車のようにエンジンがない分、オイルやエレメント交換を気にしないで済むし、ガソリン車より部品が遥かに少ないEVのメンテナンスコストは抑えられる。

また、ガソリン車より加速が速くて、回生ブレーキを使えばアクセルだけで加減速ができる。さらにEVに搭載されているバッテリーは大容量なので、災害などで停電した際に貯めた電気が利用可能だ。

そして、ペットたちも嬉しいらしい。というのは、EVだと、スムーズに走るし、振動や音がない分、犬などが酔わないという調査の結果を見たことがある。

一方、EVの最大のデメリットは、充電に時間がかかること。テスラなら、かなり早くチャージができるけど、テスラ以外のEVだとフル充電は1時間以上かかる。

もう一つのデメリットは、車両の価格が高いこと。幸い補助金を上手く活用すれば、何とか安く買えることができるが、今の平均的なEVの価格は同じサイズのガソリン車より10〜20%高い。

さらに、200Vのホーム・チャージャーを自宅の車庫に付けられる人なら気楽に夜に充電ができるけど、マンションなどに住む人の場合、EVの充電が困難な時もある。また、同サイズのガソリン車と比べて、普通のEVが一充電で走行できる距離は、20%以上短い。またバッテリーは熱と寒さに弱いので、寒冷地や高温時に一晩でチャージ量が5%から7%落ちる。これから、もっと航続距離が走れる固体電池などのバッテリーが開発されているけど、それらが一般的に使われるまで3〜5年はかかるだろう。

さて、こう書いてきたけど、どのEVをおすすめできるだろう? 街の中を短距離で走りたい人、またはセカンドカーを求めている人なら、200万円で買える軽の日産サクラが適切だと思うし、日本製のSUVが良いと思う人は、日産アリアが格好いいと感じる。

僕としては、テスラをおすすめする。正直に言えば、少し車にかけるお金の余裕があれば、加速性が速く、航続距離は長く、しかも日本車より急速充電が4、5倍早くできるモデル3をおすすめしたい。今販売されている全てのEVの中で一番魅力を感じる。

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