2023.04.30

おすすめの国産、輸入EVランキング


確かに、トヨタは初のEV「bZ4X」、スバルは初のEV「ソルテラ」、マツダは初のEV「MX-30」、ホンダは初のEV「ホンダe」を販売しているし、三菱からは日産との共同開発で作った「eKクロスEV」が出ている。でも、三菱のEV軽自動車は高く評価するにしても、僕からみると、他の日本のメーカーのEVは中途半端。

何で日産のEVが良いのか、簡単にお伝えしよう。まず、EVには乗りたいけど、平均でも価格が500万円というのは高すぎるという人にすすめたいのは、サクラ。55万円の補助金を引けば200万円ぐらいで手に入るし、航続距離が180kmと、一番買いやすいEVになっている。

もう少し大きめでより長い距離を走れるEVを求めるなら、日産リーフがちょうど良いサイズで信頼性が高い。しかも85万円の補助金を引けば350万円で、320kmの航続距離をもつVセレクション仕様はおすすめする。

いっぽうSUVの日産アリアは、500万円台で、ライバルのbZ4Xやソルテラより若干安く、よりデザインが格好いいし、内装もシックだし、走りが楽しい。

日産ARYA

日産ARYA



一つ気になるところは、昨年、トヨタとスバルから初EVが出て間もない間に、ホイールが外れる可能性があるということでリコールされていることだ。という理由で、僕はトップ3には入れられない。

輸入車も意外に価格こなれている?

ところで、航続距離や加速性、充電状況、それにEVとして魅力の分野で日本車を遥かにリードするテスラなどの輸入車に少し触れよう。

もちろん、テスラの中でも一番手頃なモデル3が魅力的。電欠の恐れを感じずに、ガソリン車と同じ走行距離の感覚で乗りたい人は、満充電で航続距離500km以上走れることと、テスラの超急速充電機「スーパーチャージャー」で250kWで充電する場合、25分だけで80%まで急速充電ができるモデル3は輸入車のトップにランクイン。

テスラ model 3

テスラ model 3


一方、普通の日本の50kWしか出ない(なんちゃって)急速充電では、同じ25分で80km分しか蓄電しない。つまり、テスラは日本車が使う急速充電より4、5倍早くできるわけだ。EVを買うとなると、その点は大きいと思う。

また、国と自治体の補助金を合わせて合計110万円ほどの補助金を引けば500万円台で手に入るモデル3は無視できない。
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