米国眼科学会によると、特に子どもにおいて、結膜炎(pink eye)がアークトゥルスの症状の1つであると疑われている。ただし、子どもに目のかゆみや充血が見られても、親は心配しすぎないようにと同学会はいう。それはあらゆる年代によく見られる目の症状であり、アレルギーによるものだからだ。それでも、新型コロナの可能性を排除するために、ウイルス検査は受けるべきだ。
Hutton Health Consultingの公衆衛生コンサルタント、ブラッド・ハットンはアークトゥルスについて「現在世界を支配している変異株XBB.1.5に対する競争優位性を持っている」と思われるが「大きな不安材料ではない」、なぜならXBB.1.5と較べて重篤な症状を引き起こさないからだとMedical News Todayに話した。
発熱は常に新型コロナの症状だが、アークトゥルスに関連する発熱はさらに程度が高いとメーヨー・クリニックの臨床ウイルス学ディレクターであるマシュー・ビニッカーはHuffington Postに話した。Stamford Healthによると、高熱は成人では39.4℃以上、生後3カ月以下の乳児では38.0℃以上、3カ月から3歳までの幼児では38.9度以上、それより年長の小児では39.4℃以上と定義されている。患者が結膜炎とともに発熱した場合、それはアレルギーによる感染と区別する方法の1つであり、「通常アレルギーは発熱を伴わない」からだとビニッカーは述べている。
(forbes.com 原文)