── 「SXSWピッチ」について教えてください。
2009年から始まり今回が15回目です。今年は、世界中から約900社の応募がありました。
「SXSWピッチ」は、将来性を重視していて、シード期のスタートアップしか参加できません。
我々選考委員会は、将来的に新しい分野を切り開く、エキサイティングな未来の技術を開発している企業を推薦します。
そして、40社(8カテゴリー毎に5社)がファイナリストとして選ばれますが、約900社の中から40社ですから、かなり狭き門です。過去15年のファイナリスト631社の資金調達額(買収を含む)合計は215億ドル(約2兆8856億円)、1社平均は3000万ドル(1ドル135円換算で約40億円)になっています。
──選考委員会にはたくさんの人が関わっていますが、皆さんボランティアですか?
約60名が予選選考プロセスや、本選出場者へのコーチとして関わっています。その多くがボランティアです。私は選考委員会の共同代表をしていますが、起業家であり、またエンジェル投資家です。
──SXSWはDE&I(多様性、公平性、包括性)にとても配慮しているように思います。
SXSWでは、パネラーや審査する人たちのDE&Iをとても意識しています。一方で、審査の過程でマイノリティ創業者を見たときには、白人男性もチームに入っているか気にします。また、単にマイノリティの欄にチェックを入れるためだけに、共同創業者が置かれているのではないかについて、確認するようにしています。
つまり我々は、単にマイノリティを優遇するということではなく、本当の意味でのDE&Iを追求するように心がけているということです。


