宇宙

2023.04.29 09:15

2040年の月面生活を体験、月面コンビニとは

リリースベース(松村)

プレスリリースより

東京都のお台場にある日本科学未来館では、2040年の月面での生活を擬似体験できる特別展「NEO 月でくらす展 ~宇宙開発は、月面移住の新時代へ!~」が開かれます。ハーネスを付けて地球の6分の1の重力を実感できるなど、さまざまな体験型展示を楽しめます。

この特別展は「月面基地ゾーン」と「月面ゾーン」とに分かれていて、基地内での生活、基地の外での活動がそれぞれ体験できます。月面基地ゾーンはさらに、月での日常の暮らしを体験できる「生活エリア」、月での安全な生活を守る「管制室エリア」、地質や水資源の調査などが体験できる6つの研究室を備えた「ラボエリア」に分かれています。

「月面ゾーン」では、月の砂「レゴリス」で覆われた月面が再現され、遠い地球を眺めることもできます。ここでは「月面重力体験」や「月面探査体験」ができ、月着陸船や探査車の実物大模型も置かれています。

また見学者は、月と地球の違いを発見して伝える「月面レポーター」、月面生活をリードする「月面ワーカー」、月と宇宙の謎を解明する「月面科学者」のいずれかになりきって遊ぶことで、「リアリティーをもって」宇宙生活を学べる仕組みになっています。それぞれの役割を終えると、ミッションバッジとミッションシートがもらえます。

おもな体験活動には、月の重力を体験できる「月面重力体験ミッション」(年齢、身長、体重の制限があり、別途料金500円)、レゴリスの中の水脈を発見する「水資源探査ミッション」、管制室から月面探査車を操作して隕石を回収する「隕石回収ミッション」、タカラトミーが開発し月面探査変形ロボット「SORA-Q Flagship Model」を操縦して月面探査機を撮影する「月面探査機撮影ミッション」などがあります。さらに、月での食生活がわかる「月面食堂」、月で使用される日用品を展示した「月面コンビニ」もあります(これらは展示のみで料理や製品の販売はありません)。

今の子どもたちが大人になるころには、人が月面基地に常駐してさまざまな活動をするのが当たり前になっていることでしょう。この展示を体験して、将来は月で仕事をしたいと現実的な目標を持てるようになるかもしれませんね。

「NEO 月でくらす展 ~宇宙開発は、月面移住の新時代へ!~」概要

チケット料金:
 大人(19歳以上)2400円(税込)
 18歳以下(小学生以上)1700円(税込)
 未就学児(4歳以上)1100円(税込)
 3歳以下、障害者手帳所有者と付き添い1名まで無料
 団体割引あり

会場:
 日本科学未来館1階 企画展示ゾーン
 東京都江東区青海2-3-6

会期: 
 2023年4月28日(金)~9月3日(日)

時間:
 平日10:00~15:00(4/28~5/2、7/19~9/1は17:00まで)
 土日祝10:00~17:00 
 (入場は閉場時間の30分前まで)

休館日:
 火曜日(5/2、7/25~8/29の火曜日は開館)

展示公式サイト:
 https://tsukidekurasu.com/

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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