これは、ウェアラブルセンサーやスマートウォッチ型健康管理デバイスを開発製造するミツフジ、認知機能チェックとトレーニングのためのシステム「脳体力トレーナーCogEvo」を提供するトータルブレインケア、AI認知行動療法アプリ「emol」を提供するemolが共同で実施した実験で、兵庫県神戸市の住民154人を対象に2023年1月15日から3月15日の2カ月間行われました。
![脳体力トレーナーCogEvo:トータルヘルスケア公式ホームページより](https://images.forbesjapan.com/media/article/62783/images/editor/1db0fa9f872a62b937466279a73a9abc12e45acf.jpg?w=1000)
参加者は、スマートウォッチ「MITSUFUJI 03」を1日6時間装着し、「脳体力トレーナーCogEvo」での認知機能チェックを週3回、「emol」での認知行動療法「不安のためのACRプラグラム8コース」を週1回行ったところ、スマートウォッチのストレス値データと「脳体力トレーナーCogEvo」の認知機能データとの間に「ストレス値が上がると認知機能が下がる」という相関関係が示されました。
![emol:emol公式ホームページより](https://images.forbesjapan.com/media/article/62783/images/editor/8504d8bc7212273b18f9c3257c8a68e4006718da.jpg?w=1000)
この実験には、地域発のデジタルイノベーションの創出を目指す神戸医療産業都市推進機構神戸リサーチコンプレックス協議会と、市民の健康と医療のデータを活用して地域の健康課題に取り組む「市民RFR基盤」も参加していますが、将来的にはこれらとのデータ連携を行い、自治体による市民向け健康サービスを開発するという。
また、今回得られた知見をもとに、ストレス、認知機能、うつ、不安などを可視化し、早期介入による脳機能の改善を促す製品やサービスの開発を進めるということ。
プレスリリース