マツキヨとCAMPFIREがタッグ 「リアル販路開拓」の動きを加速

プレスリリースより

オンライン上で製品の企画や開発が進むクラウドファンディング。その特性上、せっかくプロジェクトが成功しても、プロジェクトオーナーである個人事業主や企業が、リアル店舗の販路開拓に苦労するケースが多いという課題を抱えていた。

そうしたなか、クラウドファンディングサービスを展開するCAMPFIREは小売店と協業し、販路開拓を支援する動きを加速している。

4月21日、CAMPFIREと全国にドラッグストアを展開するマツキヨココカラ&カンパニーは、共同の販売支援プログラム「matsukiyoFIRE」を開始し、第1弾の参加者を募集することを発表した。ビューティ、ヘルスケア、ライフスタイルカテゴリの製品について、クラウドファンディングを通じた資金調達及びプロモーションの支援から、クラウドファンディング後の一般販売までを、一気通貫でサポートする。

プロジェクトオーナーはCAMPFIREで起案した製品を、マツモトキヨシ旗艦店内の「matsukiyoFIRE」専用棚で販売できる。さらに店頭販売後には、マツキヨココカラ&カンパニーの仕入れ担当との商談を経て、継続的な店頭販売のチャンスもある。「matsukiyoFIRE」第1弾のエントリー期間は、4月21日〜5月31日までで、クラウドファンディング募集終了日は6月30日。

今後、「matsukiyoFIRE」では海外企業がプログラムに参加できる取り組みも予定していて、国内のみならず海外市場での挑戦もサポートしていくという。

CAMPFIREは、2018年からパルコとクラウドファンディング「BOOSTER(ブースター)」を共同運営している。2019年11月には、同クラウドファンディングで誕生した製品を展示するショールーム「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」を渋谷PARCO内にオープンしていたほか(2023年1月末で閉店)、2022年3月からはビックカメラと商品販売支援プログラム「ビックFIRE」を実施。

プログラム第1弾から生まれた16アイテムを同年9月、ビックカメラ有楽町店の特設コーナーで展示・販売するなど、小売店との連携を進め、販路を拡大している。

プレスリリース

文=大柏 真佑実

ForbesBrandVoice

人気記事