AI

2023.04.26 10:00

AI起業家の台頭、テクノロジーが生み出す新しい機会

利用可能なツールが増えている

AIを自らの手に取る起業家が増えるにつれて、ビジネス運営に役立つツールも増えている。たとえAIビジネスへの転換を計画していなくても、この技術を活用して競合に勝るか、より迅速に拡大することができる。新しい会社ではかつて各部門に新たな人材が必要だったが、いまやツールを扱いこなせる限り、たった1人の従業員で済むことがありうる。

固定費が大幅に低くなる可能性があるため、より多くのリスクを取ることができる。水面下でより長く継続することができるし、コンサルティングで開発費を賄うことも可能だ。グラフィックデザイン、コピーライティング、マーケティングのツールを使ってみよう。データ分析やアウトリーチのツールも活用しよう。5人を別々のタスクに割り当てるのではなく、5つのプラットフォームを1人で運営できる人材を雇い、効率的に業務を行おう。利益率の向上をうまく活用して、人々が愛用する優れた製品を開発しよう。

門戸は広く開かれている

人工知能は、多くの起業家の集団意識に入り込んでいるので、私たちの考え方も変わってきている。問題はプロンプトで解決できる。課題もChatGPT(チャットジーピーティー)で解消できる。テクノロジーが多くのソリューションを提供していることが、テクノロジーファーストのアプローチに繋がっている。その結果、AI製品の新しいアイデアが生まれ、それをコード化して実現することができるのだ。

アル・リース著『売れるもマーケ当たるもマーケ・マーケティング22の法則』は、ビジネスが従うべきマーケティングの基本原則を説明している。AIを意識してそのリストをざっと見渡せば、そのいずれもが実施可能であることがよくわかる。今すぐ行動し、すばやく行動すれば、市場で最初の人、カテゴリで最初の人、心の中で最初の人になることができる。1つのイメージを独占し、業界のある分野では追従を許さず、敏捷性とすばやい思考で予測不可能な法則に追従するのだ。

起業家にとっての新たな機会は至る所にある。新しい資金、高まった信頼レベル、コスト削減に役立つ新しいツール、そして次のアイデアの波につながる集合意識を活用しよう。この波に乗るか、次の波が来るまでまた10年待つか、選択はあなた次第だ。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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