国内

2023.04.25

「おとり物件」ゼロで差別化 賃貸検索のエアドアが1.5億円調達

オンライン賃貸プラットフォーム「airdoor(エアドア)」を運営するエアドアは4月25日、ディープコア、HAKOBUNE、DNX Venturesから総額1.5億円の資金調達を実施したと発表した。

airdoorは2022年2月に正式リリースされた。スマートフォンやパソコンから、都内を中心とした賃貸物件を検索できるサービスで、すでに提携管理会社は70社、管理戸数は140万戸を突破した。

他の物件情報サイトとの違いは「おとり物件」がないことだ。リアルタイムに情報を更新しており、実際には存在しない物件や成約済み物件といった「おとり」が掲載されない仕組みになっている。

また、一般的な不動産と異なり物件の提案を行わず、内見予約や物件申し込みはオンラインで完結。重要事項説明もビデオ通話で実施されるなど手続きが簡略化されているため、仲介手数料は最大でも2.2万円と安価だ。



エアドアCEOの鬼頭史到(きとう・ふみゆき) 氏は次のようにコメントした。

「豊富な物件ラインナップとおとり物件なしの両立が差別化ポイントです。『苦労して見つけた部屋が、すでに募集終了ということが何件もある』という世界から、「『ネットのリアルタイムな情報から、無駄なく安心して部屋探しができる』という世界をつくっていきたいと思います」

文=露原直人

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