BCGと共同で行なっているこのイニシアチブには、現時点ですでに30以上のリーディングカンパニーが参加しています。その根底には、安全性やインクルージョン、サステナビリティ、システムの総合的なレジリエンス(強靭性)の向上を図るために、業界横断的な取り組みや官民協働の可能性を引き出すという強い目的意識と熱意があります。
参加企業はこれまでに、ソフトウェア定義型自動車の実現に向けた階層と段階を示した共通の枠組みを共同で考案しています。図2は、実現までのプロセスの各段階と、そのプロセスを進めていく上で業界に求められる主要な戦略的意思決定を示したものです。これらの段階がそれぞれ、より安全で、よりサステナブルで、よりインクルーシブなモビリティの実現にも貢献していくことになります。さて、あなたはインテリジェントな自動車がもたらすメリットのうち、どれに最も期待しますか。
(この記事は、世界経済フォーラムのAgendaから転載したものです)
連載:世界が直面する課題の解決方法
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筆者の肩書きはこちら:Maya Ben Dror, Industry Manager, Automotive and New Mobility, World Economic Forum Geneva; Maria Alonso, Lead, Automotive and New Mobility, World Economic Forum Geneva; Nikolaus Lang, Managing Director and Senior Partner, Boston Consulting Group; Alex Koster, Managing Director and Partner, Boston Consulting Group