ゲーム業界をリードするのは?
一方、ゲームの世界では、クロエ・クォック、エレン・シェリー、キャロライン・ビターリーといった女性たちが、多様なスタジオ制作パイプラインで聖火持って走っている。クォックは、Microsoft(マイクロソフト)の超大作『シーオブシーブス』などのゲームのミュージシャンとして7つの楽器を演奏している。シェリーは現在、ソニーのプレイステーションスタジオの1つで、フラッグシップ・バーチャルリアリティ体験の照明アーティストを務めている。そしてビターリーは、ソニーの『ホライゾンフォビドゥンウェスト』などのタイトルでナラティブデザイナーをしている。
eスポーツでは、アレクサンダー”ケイドップ”クーラントが『ロッケット・リーグ』の歴代最多表彰プレイヤーになるかもしれないし、アディル”スクリーム”ベンリトムは、シューティングゲームの『カウンターストライク』と『ヴァロラント』において、60以上のトーナメントで優勝している。
数十億ドル規模の企業がスポーツとゲームの両業界を支配し続けているなかで、2023年の「30 Under 30 ヨーロッパ:スポーツ・ゲーム部門」には、イノベーションを恐れないことを証明した起業家も含まれている。
ダニエル・オルメドのクラウドゲーム会社Nware(Nウェア)は、ゲーム機なしでプレイできるようにすることで、ゲームの民主化を目指して330万ドル(約4億4000万円)を調達した。また、フラビア・マッツァンティは、ベンチャー企業Immerea(イメリア)で、視覚障害者向けのVRゲームを開発している。
さらに、Beyond Creative(ビヨンド・クリエイティブ)の共同設立者であるカスパー・ウェーバー、リアム・マックマホン、トマス・ホールは、NFL、NBA、Timberland(ティンバーランド)、Chipotle(チポトレ)、Armani(アルマーニ)などのパートナーのために『フォートナイト』のメタバースでブランディング体験を構築中だ。
(forbes.com 原文)