【お知らせ】Firefoxでの記事閲覧について

食&酒

2023.05.04 12:00

米フロリダで出会った神戸ワインビーフ、シェフの「最高級体験」へのこだわり

──肉の部位によって、ワインとの相性はどう違うのかを、教えてください。

ワインと肉の組み合わせに関しては、ワインとよく合う部位があります。例えば、フィレミニヨンは脂肪が少なく赤身が多いので、軽めの赤ワインとよく合います。骨付きリブアイは、より脂身が多く風味豊かなステーキなので、タンニンの多いフルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンと合わせると、脂身に負けない味わいを楽しめます。

──アルコール度数が高く芳醇なワインは、こういったお肉と相性がいいのでしょうか?

そう思います。

ステーキとワイン(Getty Images)

──焼き方はワインとの相性にどう影響するのでしょうか? ミディアム、レア、ウェルダンのステーキに最適なペアリングを教えてください。

ミディアムやレアに焼いたものには、より良いワインをお勧めします。ミディアムウェルやウェルダンにしてしまうと、ステーキの風味をかなり消してしまうことになります。しかし、ミディアムレアのリブロースやウェルダンのリブロースにフルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンを合わせたら、まったく違う体験になるでしょう。

──選んだワインと相性を良くするには、どのようにカットすることが重要ですか?

ステーキを筋繊維に沿って切ることで、口の中でとろけるような食感を味わうことができます。それに合う素敵なワインがあれば、その体験はより一層素晴らしいものになるでしょう。

──肉とワインのペアリングについて、他にも何かコツがあれば教えてください。

どちらも、ただ楽しむことが大切です。どの肉を食べるにせよ、どのワインを飲むにせよ、じっくりと味わい、肉の味とワインの香りを十二分に体験してください。肉とワインに、自らを語らせましょう。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛・編集=遠藤宗生

ForbesBrandVoice

人気記事