子宮脱かもしれないと思ったら?
子宮脱自体は命の危険をもたらす疾患ではないが、大小便の失禁を引き起こしたり、性生活に影響したりする可能性がある。子宮脱かもしれないと思ったときは、まず医師に相談すること。医師は、正式な診断を下した上で、子宮脱を防ぐための措置として、骨盤筋を強化する「ケーゲル体操」などを推奨する。症状の程度によっては、こうした運動だけで十分な場合もある。
運動だけでは不十分な場合、子宮を支えるペッサリーを膣に挿入する方法もある。ペッサリーは通常、柔軟性のあるシリコンでできており、リング状をしている。サイズなどが適切なペッサリーを使用することが重要なので、インターネットで見つけたものを試したりはせず、医師との相談の上で使用しよう。
それでも治らない場合、手術が必要になるかもしれない。こうした手術には、子宮を温存できるものと、摘出するものがある。自分の年齢や病歴、将来の希望を考慮した上で、最善の方法を医師と話し合うこと。
子宮脱が起きた場合、結合組織疾患などが原因となっていないかを調べることが重要なため、放置はしないこと。子宮脱は若者の間ではまれなことから、医師の中には低年齢層での症例を目にしたことがない人もいる。@fresnonightcrawlerが自身の経験を語り、注目を集めたことにより、子宮脱の可能性を真剣に考える医師が増えるかもしれない。
(forbes.com 原文)