トランプは、自身のソーシャルメディアのTruth Socialで、第2弾の発売を発表してから5時間も経たないうちに、すべてのNFTが売り切れたと発表し「みなさんが幸せで健康でリッチでありますように。おめでとう!」と投稿した。
彼が18日にリリースした第2弾のコレクションには、約4万7000枚のカードが含まれ、1枚99ドルで販売された。それぞれのカードは、トランプの人生やキャリアをテーマにしたもので、ロックスターに扮してギターを振り回す姿や、デラウェア川を渡るジョージ・ワシントンに扮した姿などが描かれている。
昨年12月に発売された第1弾のコレクションは、4万5000枚のNFTを1日で完売させて、440万ドルの売上をあげていた。しかし、財務報告書によると、トランプがCIC Digital LLCという会社と結んだライセンス契約から得た最初のバッチの収益は、10万ドルから100万ドルだったとされている。また、ニューヨーク・タイムズの記事によると、これらのカードは、二次市場で転売された場合に、追加で10%のロイヤリティをトランプにもたらすとされている。
トランプが第1弾のコレクションをリリースしたのは、彼が大統領選への出馬を宣言してから1カ月後のことだった。その発表に先立ち、トランプはTruth Socialで「重大発表がある」と予告し「アメリカはスーパーヒーローを必要としている」と述べていた。第1弾のシリーズには、スーパーヒーローや映画スターに扮したトランプの肖像画や、トランプとのプライベートなディナーに参加できる懸賞が含まれていた。
しかし、コレクションの公開直後に、民主党だけでなく一部の共和党議員らも彼の行為を嘲笑し、トランプの元顧問のスティーブ・バノンやマイケル・フリンらは、彼にNFTを売るよう助言した人物をクビにすると述べていた。
(forbes.com 原文)