不調の原因は舌かも? 免疫力をUPする「舌トレ」の効果

ベロポジチェック 〜口を閉じた状態で、あなたの舌はどこにありますか?〜

A:舌が上あごにべったりとついている
B:舌先が上の歯の裏についている
C:舌先が下の歯の裏についている、あるいは舌がどこにも触れておらず、宙ぶらりん

さて、あなたの舌はどこにあるだろうか? 今井医師によると、正しい舌の位置はAで、BとCだという人はいずれも「落ちベロ」になっているとのこと。その場合、口呼吸である可能性がかなり高いと言える。

簡単舌トレなら習慣化もラクラク

もしも「落ちベロ」であったとしても心配はいらない。舌はほぼ筋肉でできているので、鍛えれば正しい位置に戻すことができる。

脱「落ちベロ」に有効な方法として今井医師が開発したのが「あいうべ体操」という舌のトレーニングだ。方法は、道具も何もいらず、いたって簡単。

1:「あー」と言いながら、口を大きく開く(1秒)
イラストは「みらいクリニック」(今井一彰院長)の公式サイトより
2:「いー」と言いながら、口を横に大きく開く(1秒)

イラストは「みらいクリニック」(今井一彰院長)の公式サイトより

3:「うー」と言いながら、唇をとがらせて強く前につきだす(1秒)
イラストは「みらいクリニック」(今井一彰院長)の公式サイトより
4:思い切り舌を出し、下方向に伸ばすを3回繰り返す(「べー」1回につき1秒)
イラストは「みらいクリニック」(今井一彰院長)の公式サイトより

イラストは「みらいクリニック」(今井一彰院長)の公式サイトより


以上、1~4までを1セットとして、1日1回30セット行う。家族などに聞かれたくない場合は、声は出さなくてもいいそうだ。

また、口の中が乾燥しないよう、入浴中にお風呂場で行うのがおすすめとのこと。30セットと聞くと多いような気がするが、時間にして約3分程度。湯船につかる際の習慣にすれば苦にならず、忘れることもなさそうだ。

舌トレがもたらす、さまざまな効果とは?

舌を鍛えると鼻呼吸がスムーズになり、体に悪い菌やウイルスが侵入するのを防ぎ、さらには冷たい空気を体内に入れないことで、免疫力を維持できることは分かったが、自律神経が整うというのはどういうことなのだろうか。

“自律神経は意識的にコントロールできませんが、呼吸は人が意識的にコントロールできます。鼻からゆっくり呼吸すると、自然と深い呼吸となって、酸素を十分にとり込むことができ、自律神経のバランスが整います。”. 『免疫力を上げ自律神経を整える舌トレ』より

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文=濱中香織(パラサポWEB)

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