ヘルスコーチで料理本の著者でもあるアンジャリ・シャーのウェブサイトpickyeaterblog.comが最も人気のある料理と食べ物の種類を調べた。さらに、他のデータを活用して観光客が多い世界の上位50都市におけるジャンル別のレストラン数も調べた。
調査結果によると、イタリア料理に次いで人気が高いのは和食。以下、インド料理、韓国料理、メキシコ料理と続く。
若い世代はインスタグラムなどのSNSをより頻繁に利用する傾向があるため、インスタグラムのハッシュタグに基づく調査対象は若い年齢層に偏っているかもしれないことをシャーは認めている。しかし、すべての年齢層がインスタグラムを利用しているともシャーはいう。2023年1月のStatista(スタティスタ)のデータを引用して、インスタグラム利用者の約31%が18~24歳、30%が25~34歳、16%が35~44歳、8%が45~54歳、4%が55~64歳、3%が65歳以上だと指摘する。
ピザに続く人気の食べ物はバーベキューで、ブランチが3位に入っている。そして4位は寿司、5位はシーフードだ。
「ピザは手軽に食べられ、好みに合わせて多様にカスタマイズできる、広く愛されるコンフォートフードだ」とシャーは話す。さらに「バーベキューは屋外での集まりや社交のイメージがあり、パーティーやイベントでの定番となっている。ブランチは朝食と昼食の良いとこどりをしていて、1日のどの時間帯でも多目的に楽しめる食事として人気を集めている」と解説する。
調査によると、観光客が多い上位50都市では中華料理レストランが軒数で1位になり、各都市の全レストランの平均10%近くを占めている。イタリア料理レストランが第2位で平均約9%を占め、第3位のインド料理レストランは平均約8%を占めている。
「これらの料理は長い歴史と豊かな文化的意義を持っており、そのため世界中で人気となっている。高品質の食材と熟練した調理技術に結びついていることが多く、グルメ料理あるいは高級料理との評価を受けている」とシャーはいう。
また、一部の都市では料理に関して意外な結果が得られている。例えば、オランダのアムステルダムで最も多いレストランはフランス料理となっている。一方、アイルランドのダブリンで最も多いのは中華料理レストランで、レストラン全体の26%が中華料理を出しているという。
(forbes.com 原文)