2023年2月から始まる第3期から新たなメンバーとしてテレビ朝日が加わった。テレビ朝日は今、リアルとデジタルの融合により生まれるエンターテインメントをつくることにも力を入れている。今回は、同社ビジネスソリューション本部 IoTv局 IoTvセンターの先端コンテンツビジネス担当部長である荒井祥之氏を訪ねて、SmartCityXに寄せる期待と意気込みを聞いた。
「メタバース」の価値ある体験を探求する放送局
2020年にローンチしたSmartCityXは、2期に渡って実施してきたプログラムを通して生活者目線で価値あるサービスとアプリケーションの創出に取り組んできた。これまでに合計15件の事業共創を成果として発表している。テレビ朝日もまた独自にコンテンツを軸とする「メタバース」の価値ある体験を探求してきた。
「テレビ朝日は、企業とスタートアップが共創を通じて未来の街をつくるというSmartCityXのコンセプトに共鳴しました。当社はテレビの放送だけでなくリアルイベントやメタバース内でのイベントなど数多く手がけてきました。その経験を踏まえて、参加する企業・スタートアップのみなさまとの事業共創に挑戦したいと考えています」(荒井氏)
株式会社テレビ朝日 ビジネスソリューション本部 IoTv局 IoTvセンター 先端コンテンツビジネス担当部長の荒井祥之氏
荒井氏が所属するIoTv(INTERNET OF TELEVISION)局は、新時代のテレビ放送局を目指すというミッションの下、従来からのテレビ放送に枠に収まらないコンテンツを開拓する部署として、2018年に組織された。荒井氏は先端コンテンツビジネスの責任者として、メタバースやNFTに代表される新しいテーマを横断的に取り組んでいる。