「テレビとは不特定多数の方々に情報を届けられるメディアです。私もこれまで、多くの人々に楽しんでもらえるコンテンツの在り方について先人から教えを受け継ぎ、自身の考えを深めてきました。昨今は人々の趣味や娯楽が多様化しています。コンテンツの種類も細分化してきました。でもやはり、大勢の人々が集まって1つのエンターテインメントをいっしょに楽しむことには、時代の変遷にも影響を受けることのない普遍的な価値があります。多くの人々が集まり、結果として地域ウェルネスに結びつくコンテンツを形にすることが大切だと考え、今後も精力的に取り組みたいです」(荒井氏)
SmartCityXのテーマ領域については「モビリティ」の伸びしろにも大きな期待を寄せていると荒井氏は語る。
「自動運転が普及する未来の暮らしには、モビリティによる移動時間にエンターテインメントを楽しむためのテクノロジーやサービスが浸透していることが予想されます。国内外では多くの企業が未来のモビリティに向けた本格的な取り組みを始めて、成果をアピールしています。当社もSmartCityXに参加するパートナーの皆様といっしょに、新しい時代のモビリティ向けエンターテインメントを形にしてみたいという展望を持っています」(荒井氏)
コンテンツ制作に豊富な知見を持つテレビ朝日を新たなパートナーに迎えたことで、SmartCityXにおける共創がいっそう充実する機運が早くも高まっている。長く続いてきたコロナ禍も落ち着きをみせてきたことから、これまでにできなかったことに再び挑戦したいという人々の熱気が街にあふれている。SmartCityXも追い風に乗って「未来の街づくり」に貢献したい。
連載:SCRUM FOR THE FUTURE
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