北米

2023.04.18 08:15

誕生日パーティーで銃乱射 4人死亡、28人負傷 米アラバマ州

Getty Images

米アラバマ州で15日、誕生日パーティーの会場で銃乱射事件が起き、4人が死亡、28人が負傷した。地元警察が発表した。

事件は15日午後10時34分ごろ、アラバマ州東部にある人口約3000人の小さな町デイドビルで発生。地元メディアのWRBLやモンゴメリー・アドバタイザーによると、10代の子どもが多く参加しダンススタジオで開かれていた誕生日パーティーの会場で銃撃があった。

警察当局は、銃撃が「誕生日祝いに関連していた」ことを認めたが、容疑者が特定・拘束されているかなどは明らかにしていない。負傷者のけがの程度は「さまざま」で、複数の人が重体になっているという。

当局は犠牲者の身元を明らかにしていないが、CNNは死者の1人がフットボールのスター選手として地元で知られていた18歳の男子高校生だと報道。ニューヨーク・タイムズは、18歳の女子高校生が死亡したと報じた。

NPO「ガン・バイオレンス・アーカイブ(GVA)」によると、米国では今年に入ってから、犯人を除く4人以上が発砲により死傷した事件が163件発生し、200人以上が死亡している。最近では、ケンタッキー州ルイビルの銀行やテネシー州ナッシュビルの学校でも銃乱射事件が起き、大きな注目を集めたばかりだった。ルイビルの公園では15日夜、新たな銃撃事件があり、地元警察によると2人が死亡、4人が病院に搬送されている。

ランド研究所によると、アラバマ州では2010年から2016年の間、成人の50%が銃器を所有する世帯に所属。2020年の銃器による死亡率は全国平均より69%高かった。

forbes.com 原文

翻訳=上西雄太・編集=遠藤宗生

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