New InnovationsがシリーズAで54億円調達【4月第2週資金調達まとめ】

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、4月2週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

New Innovations

調達額:54億円
調達先:SBIインベストメント / グローバル・ブレイン / KDDI Open Innovation Fund 3号 / 31VENTURES / HERO Impact Capital / SMBCベンチャーキャピタル / 静岡キャピタル / ディープコア/ ザシードキャピタル / 笠原 健治 / 三井住友銀行 / みずほ銀行 / 三菱UFJ銀行 / 静岡銀行 / 東日本銀行 / 三菱HCキャピタル / 他2社
備考:シリーズAラウンド

世界初需要予測AI搭載無人カフェロボット「root C(ルートシー)」を提供するスタートアップ。

AIやロボットが仕事を奪うのではなく、人が関与しなくても成り立つ業務をロボットが支え、多くの働く人々が、より人らしい生活をおくる未来を目指している。

人材不足の問題を抱え、今まではオフラインにテクノロジーを反映するのが難しかった「飲食」小売業界にて、ロボットを提供しようと、同サービスを開発した。

「root C」は自分にあったコーヒーを探すのではなく、コーヒーが自分にぴったりフィットすることを需要予測AIで実現する。

現在コーヒーを飲む人は、自分の味のニーズ、スピードのニーズ、接客のニーズに合わせてお気に入りのカフェ、缶コーヒー、コンビニコーヒーなど自分に合うコーヒーを選んでいる。

同社は新しいコーヒー選びの選択肢として、同サービスを開発し、将来的にはお客様の味の好み、忙しさ、その日の体調や気分などに合わせたぴったりのコーヒーを需要予測AIによって待ち時間ゼロで提供することを目指す。

2023年4月には、SBIインベストメント、グローバル・ブレインをはじめとする12社を引受先とした約26億3000万円の第三者割当増資と、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、静岡銀行をはじめとする金融機関からの約27億8000万円の融資、リース枠の設定等によりシリーズAラウンドで54億1000万円の資金調達を実施した。

今回の資金調達を通してOMOソリューションの新規事業、AIカフェロボットのサービス拡大、人材採用に投資する方針だ。
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文=STARTUP DB

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