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2023.04.17 11:30

新型iPhone SEは2025年以降に延期、Touch ID非対応の見通し

Iv-olga / Shutterstock.com

第4世代のiPhone SEに関するリーク情報は、これまでさまざまなものが報じられてきた。著名アナリストのミンチー・クオは昨年12月「2024年のiPhone SE 4の量産計画が中止または延期された」と述べた後、2月末に「生産が再開された」と伝えていた。

しかし、彼はまた新たなツイートで、生産が再び中止になったと述べている。クオによると、彼が以前、iPhone14の筐体をもとに開発されていると伝えたiPhone SEは、自社開発の5Gモデムのテストのためのプロトタイプで「量産に移行し、販売される予定はない」という。

ただし、その5Gモデムの検証試験の結果次第で「早ければ2025年に量産が開始される可能性がある」とクオは述べている。

これは、第4世代のiPhone SEを待ち望む人々にとっては残念なニュースだが、興味深いのは、クオがこのモデルが「iPhone 14をベースにする」と言っている点だ。アップルはこれまで一貫して、iPhone SEシリーズを旧式の製品をベースに開発し、コストを抑えてきた。

初代iPhone SEはiPhone 5sをベースにし、第2世代と第3代は、iPhone 8をベースにしていた。それ故に、たとえ量産開始が2年先だとしても、第4世代がiPhone 14をベースとするのは、注目に値する判断に感じられる。また、これにより第4世代のSEは、Touch IDに対応しなくなると予想できる。

しかし、筆者は個人的にiPhone 11をベースにしたモデルになる可能性も捨てきれないと考えている。というのは、iPhone SEシリーズにはこれまで、高価な有機ELではなく安価な液晶(LCD)ディスプレイが搭載されてきたからだ。

もちろん、アップルがiPhone 14の筐体を使いながら、LCDディスプレイを搭載したSEを計画している可能性もある。しかし、このような事例は過去になく、ディスプレイだけをオリジナルのモデルから変更するというのは考えにくい。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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