しかし、彼はまた新たなツイートで、生産が再び中止になったと述べている。クオによると、彼が以前、iPhone14の筐体をもとに開発されていると伝えたiPhone SEは、自社開発の5Gモデムのテストのためのプロトタイプで「量産に移行し、販売される予定はない」という。
Updates on iPhone SE 4 research and prediction:
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) April 13, 2023
1. I previously predicted that the iPhone SE 4 would be a derivative model of the iPhone 14. However, my latest research indicates that this derivative model will likely be an engineering prototype for Apple in-house 5G baseband… https://t.co/9m5SjSvrKS
これは、第4世代のiPhone SEを待ち望む人々にとっては残念なニュースだが、興味深いのは、クオがこのモデルが「iPhone 14をベースにする」と言っている点だ。アップルはこれまで一貫して、iPhone SEシリーズを旧式の製品をベースに開発し、コストを抑えてきた。
初代iPhone SEはiPhone 5sをベースにし、第2世代と第3代は、iPhone 8をベースにしていた。それ故に、たとえ量産開始が2年先だとしても、第4世代がiPhone 14をベースとするのは、注目に値する判断に感じられる。また、これにより第4世代のSEは、Touch IDに対応しなくなると予想できる。
しかし、筆者は個人的にiPhone 11をベースにしたモデルになる可能性も捨てきれないと考えている。というのは、iPhone SEシリーズにはこれまで、高価な有機ELではなく安価な液晶(LCD)ディスプレイが搭載されてきたからだ。
もちろん、アップルがiPhone 14の筐体を使いながら、LCDディスプレイを搭載したSEを計画している可能性もある。しかし、このような事例は過去になく、ディスプレイだけをオリジナルのモデルから変更するというのは考えにくい。
(forbes.com 原文)