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2023.04.15 14:00

Twitter Blueに新特典「1万文字、斜体、収益化、マスクとのQ&A」

安井克至

Getty Images

Twitter(ツイッター)は、月額8ドル(980円〜)のTwitter Blue加入ユーザー向けに、より寛大な文字数制限、収益化オプション、テキストフォーマットオプションを含む一連の新機能を追加し、さらに同社のCEOイーロン・マスクは、定期的にQ&Aを行う予定だと述べた。これは、Twitterがいわゆる「レガシーな認証」アカウントから、新しいサブスクに申し込まない限り青いチェックマークを取り除くことを計画しているなかでの動きだ。

Twitter Blueの加入者は、最大1万文字のツイートを投稿できるようになったと、同社はツイートし、加入者の文字数制限の過去2カ月で2度目となる引き上げを行った。

より長いツイートに加えて、購読者は太字と斜体の両方のフォーマットを使用するオプションを選べるようになる。これは、プラットフォーム上での「書く・読む体験」を改善するための取り組みの一環であるとしている。

また、Twitter Blueに加入したユーザーは、より長いテキスト投稿や動画など、コンテンツを収益化できるようになり、そのコンテンツにアクセスするためのサブスク料金をフォロワーに請求できるようになる。

これに加えてマスクは、Twitterスペースでのディスカッションも含め「数週間に一度」加入者向けQ&Aを設ける予定であるとツイートしている。

マスクはすでにほぼ毎日フォロワーからのツイートに返信しているが、新しく計画するQ&Aにタイムラインがあるかどうかは不明だ。

同社の発表によると、マネタイズはTwitter Blueに加入者だけが利用できるようになるようだ。YouTube(ユーチューブ)、TikTok(ティックトック)、Substack(サブスタック)のような他のプラットフォームでは、このような機能のためにサブスク料を徴収することはなく、代わりにクリエイターの収益(通常はクリエイターの利用料の10~30%)から徴収している。しかし、一部の投稿者は、Twitterが投稿者に対して、プラットフォーム用の長編コンテンツを作成するためにお金を払うよう事実上求めていることを指摘した。マスクは13日に、Twitterは今後12カ月間はこのような徴収を行わず、その後は「少額」の徴収を行う予定であると述べている

Twitterの機能拡張は、投稿者をターゲットにしたもので、マスクがニュースレタープラットフォームSubstackと対立した数日後に現れた。先週、TwitterはSubstackへのリンクを含むツイートに対して、リツイート、いいね、返信の機能をブロックし、その後リンクを安全でないとラベルづけして取り締まった。また、Substackへのリンクを含むツイートは検索結果に表示されなくなり、Substackの投稿者はニュースレターや投稿にTwitterリンクを埋め込むことができなくなった。批判が広まった後、マスクはSubstackが競合製品であるSubstack Notes(サブスタック・ノート)の発売を助けるために「Twitterデータベースの大部分をダウンロード」しようとしていると非難した。SubstackのCEOはこの主張を退け、Twitterが自社サイトへのリンクを制限していると非難した。

forbes.com 原文

翻訳=上西雄太

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