政府は、高騰を続けるガソリン価格に対して補助金を支給することで価格上昇を抑えていますが、コロナ明けで旅行へ行く機会が増える中、家計を逼迫する要因の1つになっています。
ガソリンスタンドの経営も、こうした状況下では厳しいようで、コロナ禍で需要が減ったことも相まって、閉店する店舗があとを絶ちません。
gogo.gsサイトを運営するゴーゴーラボは、2022年度にgogo.gsサイトへ開店・閉店登録されたガソリンスタンドについて発表しました。
それによりますと、2022年度に閉店したガソリンスタンドは555店舗で、開店した店舗は76店舗のため大幅に店舗数が減っています。2021年度は、閉店数539店舗、開店数92店舗だったため、減少数は増えてしまっています。
一方で、リニューアルオープンしたガソリンスタンドは152店舗で、フルサービスからセルフサービスへ変わっているところも少なくないようです。また新規オープン店舗は、元売り系ブランドより仕入れ価格が安く、そのぶん安く売れることで利用者が多くなるメリットからか約4割が独自ブランドとなっているようです。
ガソリンスタンドは、1994年度の約6万店から現在は約2万7000店と半減以上になっています。今後、電気自動車が増えたとしても、ガソリン車が激減することはなく、ガソリンスタンドの存在価値は当分変わらないでしょう。ただ、ガソリンスタンドも電気スタンドを設置するなど、将来に向けた対応を考える時期に来ていると思います。
出典:ゴーゴーラボ「2022年度ガソリンスタンド開店・閉店数」より