八村塁がレイカーズ「歴史的試合」に大貢献 波乱のプレーオフ開幕へ

雪辱を果たしたアトランタホークスの勝利

レイカーズの試合と同じ日に開催されたEASTのプレーインについても少しお話ししたいと思います。EASTでは7位のマイアミヒートと8位のアトランタホークスが対戦。両者は強みが対照的なチームで、マイアミヒートが鉄壁の守備を強みにしているのに対して、アトランタホークスはエースのトレイ・ヤングを中心に攻撃型のチームです。

両者は昨シーズンのプレイオフ1回戦で対戦しましたが、結果はヒートの圧勝。ヒートは鉄壁の守備に加え、エースのジミー・バトラーが大勝負の舞台ではとてつもない得点力を発揮することから、事前予想ではヒートが勝つだろうという見方が強かったのです。

ホークスのトレイ・ヤング(右)VS ヒートのジミー・バトラー(Getty Images)

ホークスのトレイ・ヤング(右)VS ヒートのジミー・バトラー(Getty Images)


しかし、結果は116-105でホークスの勝利。

試合内容も終始ホークスがヒートを圧倒。特にリバウンド数の差は明確で合計リバウンド数がヒート39本に対して、ホークスは63本と圧倒。ヒートはリバウンドが全く取れず、自らチャンスをつぶしてしまう場面が散見されました。

一方、ホークスはヒートに比べ、身長のアドバンテージがあることを武器にしていました。特にセンターのクリント・カペラが21リバウンドを記録し、チームを牽引。特に4Q終盤はほとんどのリバウンドを彼が取っており、ゴール下を支配していました。

漫画スラムダンクの有名な名言で、湘北高校のキャプテン赤木の「リバウンドを制する者はゲームを制す」という言葉がありますが、まさにそれが現実に起きた試合でした。

またヒート側は、エースのバトラーが絶不調で試合を通してリズムを掴みきれなかったことも敗戦の原因です。大一番にはめっぽう強いバトラーが活躍しきれなかった試合はあまり例がなく、NBAファンは驚いたのではないでしょうか。

これでホークスのプレーオフ進出が決定。またヒートは8位決定戦に回ります。ヒートはまだ望みはあるものの、今回明らかになった課題を克服できるかが非常に注目です。

今日はWEST、EASTの第7シードをかけた試合についてお伝えしました。

特に八村塁の活躍が伝われば嬉しいです。ついに開幕するプレーオフ。今回はどんなドラマがあるのでしょうか。そして今シーズンの優勝チームはどこになるでしょうか。僕らと一緒に八村塁を応援しませんか?

連載:​​​​まっつん&しゃっくの素人NBA入門塾

文=まっつん(松村英彦)

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