八村塁がレイカーズ「歴史的試合」に大貢献 波乱のプレーオフ開幕へ


延長戦の最初の得点は、八村塁。彼のスリーポイントシュートが決まり、レイカーズは勢いに乗ります。その勢いのまま試合を進めて、最終的にはレイカーズが108-102で勝利。レイカーズが接戦を制し、プレーオフ進出を決めました。

どちらが勝ってもおかしくない内容で最後まで手に汗を握る展開でしたが、そんな大一番で躍動したのが八村塁でした。

レブロンが八村を絶賛!その理由は

以前の記事で八村の問題はディフェンスとお伝えしましたが、実は最近、守備面での成長が目覚ましく、相手エースをマークすることも増え、チームからの信頼を獲得しつつあります。詳しくはこちらの動画で話しているので見てみてください。



実際にウルブズ戦も相手のエースのタウンズとマッチアップし、上手く抑える場面があったり、その日絶好調だったコンリーの速攻を止める場面もあり、試合終盤まで起用され続けました。

またオフェンス面でも延長戦で決めたスリーポイントはチームにとってはもちろん、八村にとっても大きな意味を持ちました。

その試合は途中でシュートが入らなくなり、ノーマークの際もシュートを打たない場面がありました。接戦の舞台ではスキル以上に気持ちの強さが結果に現れるので、弱気なプレイはチームにとっても自分にとってもマイナスです。ただ延長戦のチーム1本目という痺れる場面でシュートを打ち、決め切った姿はさすがでした。

レイカーズ移籍後、自分の持ち味を出しきれずチャンスをもらえない時もありましたが、自分と向き合い乗り越えようとする八村の姿勢に感動しましたし、昨日の延長戦のシュートは八村の成長を感じた瞬間でした。

レブロン・ジェームズからの信頼も得ている八村塁(Getty Images)

レブロン・ジェームズからの信頼も得ている八村塁(Getty Images)


特に最近、八村は絶対的エースのレブロンからも絶賛されています。レブロンは八村のことを、「八村はスーパーコンペティターであり、偉大な選手になりたいと思っている」とコメントしています。

シーズン終了後にフリーエージェントを迎えますが、この活躍ができればレイカーズが八村を手放すことはないと思います。ただ大事なのはこれから。

プレーオフ1回戦でレイカーズは第2シードのメンフィスグリズリーズと対戦します。若いタレントを多く揃えているチームで簡単に勝てる相手ではありません。八村はプレーオフの大舞台でも活躍できるのでしょうか。彼を信じ、レイカーズを信じ、僕は応援していきます。
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文=まっつん(松村英彦)

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