食&酒

2023.04.19

時を戻してくれるタイムマシーン!JOMYAKU田平誠人の推しメシ

JOMYAKU田平誠人の推しメシ、「吉そば」のちくわ天そば

社会で活躍するリーダーや、著名なビジネスマンたちのパワーの源は何なのか?彼らの「パワーフード」から、彼らのエネルギーの源を探るシリーズ。

今回は、JOMYAKU代表取締役社長の田平誠人さん。スタートアップ企業の立ち上げや、上場直前の企業で社長のサポートなどを経験した後、独立。2社の起業を経て、事業譲渡を行う。

その後、日本のインフラを支える静脈産業が社会に広く理解され認められるようにしたい、とデジタルホールディングスグループ内で設立されたJOMYAKUの代表取締役に就任。JOMYAKUは、グループが掲げるパーパス実現に向け、IX(Industrial Transformation®️:産業変革)事業の中核を担うリテイギ社発の2社目の事業会社である。

「現在は、『社会インフラを支える全ての人を応援する』をミッションに掲げています」。静脈産業が抱える事業課題を事業者の方々とともに向き合い、課題解決に向けてデジタルを用いた仕組みを構築中。廃棄物やリサイクル業界における配車手配業務を効率化するWebツール「まにまに」を展開している。

この「まにまに」導入によって、依頼受付と配車手配のミス削減および業務効率化を目指す。そして、働く人が少しでも早く帰宅出来る環境が整うことで、離職率低下と採用力の向上に繋がる。結果、業界のデジタル化を促進させ、資源循環型社会の実現に向け邁進している。

そんな田平社長の「推しメシ」は、立ち食いそば「吉そば」のちくわ天そば。「安くて早くて美味しい、と三拍子揃う愛してやまないパワーフード。社会人になりたての頃、仕事で実績を掴んでやるぞ!と昼夜を問わず働いていた時に、オフィスの近くにあった『吉そば』と出会いました。少し甘めの汁が好みの味で、多過ぎず少な過ぎず量もちょうどいい。さっと食べて、もうひと踏ん張りと、食後直ぐ仕事に取り掛かれるのも理想的です」。

どんなに大変なシーンに遭遇した時でも、「吉そば」の券売機の前に立った瞬間から食べ終えるまでのひとときは、無心になれる空間という。「営業終わりや重要なお題を解いた後に食べる、そばの美味さたるや!成果が出た日には、特別バージョンとして、いなり寿司や生卵を付けたりと、ささやかなご褒美を味わっています(笑)」

お母様の作るニンニクの効いたトマトソース・スパゲティが大好物だった幼少期。また、「はなまるうどん」のカレーうどんにハマった学生時代。そして何故だか分からないけれど、一歩お店に入ると安心する「吉そば」と、麺をこよなく愛してきた田平社長。

「お金もなく成果も上がらず、必死にもがいていた若い時に出会ったこの店は、僕の食の原点。無心でそばをすすっていると、今でも初心に戻れる自分がいます。嬉しさ、悔しさ、ワクワク感。。。色々な感情が熱く甦ってきて、時間軸を戻してくれるタイムマシーンなのです!」

吉そば

文=中村麻美

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