コンペティション要素として、一般投票によって選ばれた10名のファイナリストの中から、Céline(セリーヌ)のメンズキャスティング担当のナタリー・ハズアウト、adidas(アディダス)のスリーストライプススタジオ担当副社長のエリカ・ウィークス=スニード、Vogue Japan(ヴォーグ ジャパン)編集長のティファニー・ゴドイ、ロンドン大学イノベーションエージェンシー代表のマシュー・ドリンクウォーター、リボルブCEOのマイケル・メントが、5月に勝者3名を決定する予定だ。勝者の作品は、実際の作品制作、試作からブランディングまでのすべてがリボルブによって取り仕切られることになると、AIファッションウィークを制作するAIクリエイティブスタジオMaison Meta(メゾン・メタ)の創設者、シリル・フォワレがインタビューで答えている。
フォワレによればそのアイデアは「現在オンラインで活動しているだけのデジタルファッションコミュニティに呼びかけ、(物理的な)ファッションデザイナーになるチャンスを与えたい」というものだ。
興味深いことに、参加デザイナーの70%は女性で、その年齢は16歳から68歳までとさまざまだ。それぞれが異なるバックグラウンドを持っているとフォワレは明かした。「ある人は弁護士で、また別の人はUXデザイナー、そして多くの人がファッションの仕事をしていますが、どちらかといえば広報や編集の側の人たちです」
このコンセプトは「LVMHプライズに似ていますね」と彼は付け加えた(LVMHプライズも若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としている)。リボルブでデビューした後は、受賞デザイナーたちは自由に他の店舗でコレクションを販売することができる。フォワレはさらに「AI Fashion Weekシーズン2 では、3人の受賞者のコレクションを展示する物理的なランウェイを用意して、AIデザインを現実の世界でお見せする予定です」という。
メタバースファッションウィーク期間中、DRESSXとトミー・ヒルフィガーもAIデザインコンペティションを実施し、その受賞者は間もなく発表される予定だ。
(forbes.com 原文)