スタートアップ

2023.04.11 18:00

「人間の意識をロボに伝送」avatarinが20億円調達【4月第1週資金調達まとめ】

2877

メタジェンセラピューティクス

調達額:11億円
調達先:JICベンチャー・グロース・インベストメンツ / ジャフコグループ / ファストトラックイニシアティブ / 慶應イノベーション・イニシアティブ
備考:シリーズAファーストクローズ

マイクロバイオームサイエンスを活用した創薬・医療事業を展開する東京工業大学発スタートアップ。

同社は腸内環境情報を基盤とした創薬事業を推進するため設立されたメタジェンの関連会社だ。

メタジェンと連携し、これまでにメタジェンが蓄積してきた腸内デザインに関する知見やノウハウと国内外の腸内細菌研究ネットワークを活用し、“腸内細菌創薬プラットフォーム”の構築を目指している。

国際的にもユニークで競争力のある腸内細菌創薬スタートアップとして、日本やアジアの食生活環境下で育まれた腸内環境データを活用し“腸内デザイン”を可能とする創薬事業を進めている。

2023年4月にはシリーズAファーストクローズにおいて、ファストトラックイニシアティブ、ジャフコグループ、慶應イノベーション・イニシアティブ、JICベンチャー・グロース・インベストメンツを引受先とした第三者割当増資により、総額11億円の資金調達を実施。

累計調達額は13億3000万円となる。今後は、“腸内細菌叢移植(FMT)”の社会実装へ向けた腸内細菌叢バンクの構築・運用や腸内細菌創薬プログラムの研究開発を加速していく方針だ。

アイメッド

調達額:10億円
調達先:SBI4&5投資事業有限責任組合 / SBI4&5投資事業有限責任組合2号

さまざまな検索に対応した病院検索、クチコミ・評判サイト「アイメッド」を運営するスタートアップ。

「アイメッド」は、医療機関掲載数約16万件を誇る国内最大級の医療ネットワークを活用し、近隣の病院情報検索、医師と話せるオンライン診療プラットフォームである。

同サービスは、AI機能による病名予測、それに適した近隣の病院情報、処方箋の配送、医師と話せるオンライン診療まで完結することができる。

2022年9月には、楽天グループとの協業を発表し、協業の第一弾としてオンライン診療アプリ「アイメッド」のアカウントと楽天IDの連携を行った。

2023年3月31日には、SBI 4&5投資事業有限責任組合及びSBI 4&5投資事業有限責任組合2号より10億円の資金調達を実施。

今後もオンライン診療サービス領域において、より高品質で革新的なサービスを提供することで医療分野におけるイノベーションを追求し、社会に貢献することを目指す。
次ページ > 商用核融合炉の開発

文=STARTUP DB

ForbesBrandVoice

人気記事