この件はニュースサイトBuzzFeedが報じたほか、複数のユーザーが報告している。
「サークルはもうプライベートな場所ではない。センシティブなコンテンツを投稿すべきではない」と、あるユーザーは4月8日にツイートした。また、別のユーザーは1人だけのサークルを作り、投稿を行ったところ、フォローしていない2人がそのツイートを見て「いいね」をしたと報告している。
さらに、サークルに投稿したツイートが、そのアカウントをフォローしていないユーザーの「おすすめ(For You)」に表示される場合すらあるという。
フォーブスは、ツイッターのメディア向けの広報メールアドレスに問い合わせを行ってみたが、10日に送られてきたのは、自動応答のうんこの絵文字だった。同社は、大幅な人員削減を経て、広報部門の社員を解雇したと報じられており、イーロン・マスクは先月「今後は広報宛てのメールに、うんこの絵文字を自動返信する」とツイートしていた。
昨年10月にツイッターを買収したマスクは、この件に限らず、多くの混乱を引き起こしている。彼は今月末にマイアミで開催されるマーケティング業界のイベント、Possible Conferenceに登壇予定だが、これについて複数の広告主が、マスクの人種差別的な発言を理由に反対の声を上げている。
しかし、大手ブランドを不安にさせているのは、彼の差別的発言だけではない。マスクはツイッターできわめて幼稚なユーモアを披露することが増えており、家族向けのブランドは広告出稿を躊躇している。
マスクの幼稚な行動の直近の例としては、9日にサンフランシスコ本社の看板のTwitterの 「W」の文字を白く塗りつぶし、「Titter」にしたことが挙げられる。これは、おっぱい(tits)に関連するジョークだった模様で、ユーザーからは「まるで12歳の子どものようなセンスだ」といった声が上がっている。
Elon Musk, in a remarkable show of maturity, has removed the "w" from Twitter's logo outside their San Francisco HQ. The company now reads as "Titter" pic.twitter.com/0i914uEygX
— LeGate🤠 (@williamlegate) April 6, 2023
今回のサークルの騒動が、広告主を安心させようとするツイッターの努力の妨げになる最新の問題であることは明らかだ。しかし、マスクが態度を改めることはなさそうであり、この騒動を懸念しているような兆候も見せていない。うんこの絵文字による返信がすべてを物語っているように思える。