こうした和牛の人気を受けて、日本以外で開発された「アメリカンWAGYU」や「オーストラリアWAGYU」も登場した。これらの品種は、日本産の和牛とまったく同じというわけではないが、サシが入り、風味についてもよく似た性質を備えており、消費者のあいだで人気が上昇している。
Allied Market Research(アライド・マーケット・リサーチ)が先ごろ発表したリポートによると、WAGYUの世界市場は2027年までに111億ドル(約1兆4560億円)にまで拡大すると予測されている。
こうした数字が上昇の一途をたどるなかで、明白なことが一つある。それは、WAGYUがもはや単なる高級食材ではなく、「投資」の対象となっているということだ。今や、誰もが至る所でWAGYU事業を模索しているように思え、その動きはショッピングモールにまで波及しているのだ。
(forbes.com 原文)