2023.04.13

2023年GWの旅行予約が絶好調、コロナ前の状態に回復か

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4月29日から最大9連休のゴールデンウィーク(GW)が、いよいよコロナ前に近い状態で迎えることになります。2022年のGWも行動制限はなかったのですが、流石にいきなり旅行へ行くという人は少なく、コロナ前の状態には遠くおよびませんでした。

さて、今年はマスク着用も緩和され、海外もほぼすべての国で入国規制がなく渡航できるため、旅行をする人がコロナ前の状態に戻るのではと期待されています。

そうした中で、近畿日本ツーリスト/クラブツーリズムがGWの国内・海外旅行動向を発表しています。

気になる旅行者数は、昨年同時期と比較して2.5倍という大幅な回復傾向が見られるとのこと。国内旅行だけでなく海外旅行客も増えており、だいぶ活気が戻ってきているようです。

国内旅行では、販売高で1位となったのが千葉県で、前年比278.6%。続いて北海道(同225%)、沖縄県(同200.5%)となっています。千葉県が1位なのは東京ディズニーリゾートがあるから。4位に大阪府(同772.5%)が入っていますが、こちらはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)客がメインとなっており、人気テーマパーク強しといったところです。

伸び率ランキングでみると、1位の大阪は約8倍弱、2位が東京都で5倍強と都市部が人気となっており、大阪はUSJ客が多いものの、コロナ禍で人の多い都市部を避けてきた地方の人たちも、都市部へ旅行しようという意欲が回復したことが伺えます。

一方、海外旅行は近畿日本ツーリストでは1位がホノルルで、2位がソウル、3位がグアムと短期間でも楽しめる定番系。添乗員同行の主催旅行が多いクラブツーリズムでは1位がインド、2位がUAE、3位が台湾と、海外旅行リピーター向けの企画が人気となっているようです。

また、4年ぶりにクイーン・エリザベスが日本に立ち寄るなど、豪華クルーズ船の運行も復活しており、だいぶコロナ前の状況まで回復しつつあるようです。まだ、GWの予定を悩んでいるのであれば、早めに決断したほうが良さそうです。

出典:KNT-CTホールディングス「2023年ゴールデンウィークの国内・海外旅行動向」より

文=飯島範久

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