ディズニーは、アニメーション映画の黎明期に、ライカ(当時はまだライツという名称)のカメラとプロジェクターを活用して、ストーリーボード(絵コンテ)を制作するというテクニックを生み出した。
それは35mmカメラで撮影したストーリーボードをプロジェクターで投影するという革新的なもので、ストーリーボードをつなぎ、音声も加えてひとつの映像へと仕立てる手法だ。
それによって、実際に仕上がる映像がどのように見えるのかを正確に把握することができた。
当時としては革新的だったライカの光学機器を活用して、アニメーション映画の制作を大きく変えたそのテクニックは、次第に普及して「ライカリール」と呼ばれるようになった。
今回発売する特別限定モデル「ライカQ2 | Disney “100 Years of Wonder”」では、当時ウォルト・ディズニー・スタジオに在籍していた著名なアニメーターのひとりであるドン・タウスリーが1937年に作成したモデルシートをデザインのベースにしている。
またトッププレートにはミッキーマウスを配置。さらに、カメラ本体のデザインとマッチするオリジナルのディズニーのグラフィックがあしらわれた保護用ダストバッグと特製ロープストラップが付属する。
ボディにはディズニーのクリエイターたちがキャラクターやシーンを鉛筆で描いていたトレーシングペーパーを彷彿させる非常に特別な素材が採用され、一目見ただけで想像力を掻き立てられる。
洗練された佇まいの美しいデザインは、コレクター垂涎の逸品となった。
100年前にアニメーション映画に革新をもたらしたライカとウォルト・ディズニー。その功績と物語が今回のコラボアイテムには詰まっているのだ。
(この記事はOCEANSより転載しています)