同社は1月、英国で初めて実施した人工衛星打ち上げが失敗に終わった後、経営状況が急速に悪化。先週には従業員のほとんどを解雇し、事業を停止していた。
同社はデラウエア州の裁判所に提出した申請書で、昨年9月30日付の保有資産を2億4300万ドル(約323億円)、負債を1億5300万ドル(約203億円)としている。
同社は「迅速」な事業売却を約束。ブランソンのヴァージン・インベストメンツから3160万ドル(約42億円)を調達し、当面の運営資金に充てるとした。
ダン・ハート最高経営責任者(CEO)は、追加資金の調達と経営の立て直しに尽力したものの「最終的には事業に最善のことをしなければいけない」と説明。従業員に感謝の意を示すとともに、これまで衛星33基の打ち上げに成功した自社の功績を強調し、買い手に対して「最新鋭の打ち上げ技術」をアピールできるとの自信を示した。
(forbes.com 原文)